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中学時代から親交がある先輩の話。 
その先輩は猫が苦手なんだとか。苦手になったのは元カノが原因らしい。 
その話が女のキモさ、怖さを実感させられるものだったので。 

その先輩に初めて彼女ができたのは高校に入って数ヶ月の頃だった。 
その女の子は顔も可愛くスタイルもまあまあ、文句無し....の筈だったのだが少しおかしい子でもあったらしい。 
まあ、おかしいって言っても障害持ちとかそんなんじゃなくて今で言う厨二っぽいとかメンヘラ?の気がある的な。 

そんなんだからその子はモテる要素ありまくりだったのに周りの男子からは一歩引かれていた。 

しかし、先輩は生粋の馬鹿だった。全身にお湯をかけて真冬の外に出て奇声をあげ、次の日風邪を引くような馬鹿。 
友達と鶏の水炊きの鍋パーティをやった時に紙パック入りのカフェオレを鍋にドバドバ入れて食べてゲロ吐くような馬鹿。 
そんな馬鹿中の馬鹿であった先輩はその子を不思議ちゃん萌える!くらいにしか思っていなかったとか。 

しかし、その月を境に彼女の奇行が目立つようになってきた様子。 

左手首のリスカの傷痕が増えたり(元々リスカ傷は2ヶ月に1本見かけるくらいだった)顔の至るところをカッターで傷つけたり、ブツブツ呟くことが増えたりと。 
特に部屋にたくさん置いてあった虫や両生類の標本にみんな手足が無かったのにはさすがに馬鹿先輩でも引いたらしい。

奇行が多かったのにはさすがの先輩もとい馬鹿でも拒否反応を示したらしくついに別れを告げる時が。 
まあ、ここら辺はテンプレ通り。女の子が別れたくないと駄々をこねて先輩が無理矢理冷たく突き放す。 
こうして、先輩の初恋愛は終わった。かのように思えた。 

別れてから約1週間後、部活が休みだったため早く家に帰ることができた先輩。 

家の20mくらい近くには空き地がある。ここの前を必ず通るのだがここに猫がいた。 
カワイイなーと思い乗っていた自転車から降り、猫に近づく。すると、意外なことに猫の方からヨタつく足どりで寄ってきた。 

先輩はその猫を招き、抱きかかえた。が、その猫の顔を見てとてつもなく驚き、怒りと哀しみが湧いてきた。 
その猫の顔は傷だらけ。左目の下の切り傷やズタズタに崩れ、赤く腫れている額。 

誰がこんなことを....。ここでふと、先輩は思い出した。 

別れた彼女が傷をつけていたのは左目の下と額.....。まさか....。そう考えているうちに耳元で誰かが言った。 

「この痛み、どうしようかな」 

そこにいるのは先輩と猫のみ。まさか、猫が喋った!?そんなわけない、そう思って周りを見渡した。 
空き地から更に40mほど先の塀の影に彼女を発見。自分の家を知らない筈の彼女が来てることにもゾッとしたのだが一番の疑問が。 

あの声は誰の声? 

それ以来、猫を見るとまた喋ってきそうで怖いんだとか何とか。 
駄文失礼した。その彼女さんが2ch見てないとも言い切れないから話の大事なところは変えずに所々フェイクを混ぜているので。