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走馬燈を見る、という言葉がある。
これは言い伝えではなく、実際に見える物らしい。

想像を絶する恐怖体験や、瀕死の場面において、脳は生き残るべく必死に過去の情報から救命の方法を探そうとする。
この状態が走馬燈を見ている状態と言われている。

このとき、極限まであげられた集中力で、時間が非常にゆっくりと流れることが知られている。

しかしこの能力は時として裏目に出る場合がある。

それは飛び降り自殺をしている瞬間だ。
運良く生還した人間に話を聞くと、落ちている時間は数秒だが、自身が感じる時間はとてつもなく長く感じるらしい。

助かった人曰く、
「あまりの恐怖に目をとじ、しばらく落ち続けたがなかなか地面につかない。おかしいと思い、目を開けるが、先ほどの地点から数メートルも進んでいない。いくら繰り返しても地面はゆっくりとしか近づいてこず、死への恐怖と後悔が何度も何度も押し寄せてくる。」ということだ。

実際に、自殺が未遂に終わっても、再び飛び降りを選ぶことは少なく、その恐怖はそうとうなものらしい。

おすすめしない自殺法といえそうだ。