035horror0523_TP_V

ちょうどアメリカ同時多発テロが起きた年の7月~8月頃に彼女、A美さんと知り合いました。 

A美さんの簡単なプロフィール。 
旦那さんはトラックの事故で亡くし未亡人。お子さんが二人で中学生の男の子と幼稚園の女の子。 
SNSで知り合い初めて二人で飲んだ夜のこと。 
お子さんはお泊りでいないのでようやく会えた彼女。…初めて会った日にもかかわらず
自分が福岡に来てから出会った不思議な現象をチョロっと話したら、
A美さんも色んな経験をされているとのことで心霊談義へ。 
(彼女と知り合ったことで自分もさらに不思議なことを経験することになるのですが) 

彼女から色々聞いて始めた頃、A美さんの携帯が急に鳴り出した。
どうやら息子さんが何か興奮して早く帰って来て欲しいと言っているとのこと。 

1度電話を切ったけれどすぐに2回目の電話。 

家で変なことがあって怖いから早く帰って来て欲しいらしい。あまりに息子さんの様子が
おかしいとのことでおひらきにしました。 

飲み足りないのもあり一人で飲んでいるとほどなくしてA美さんから電話が。

ここは息子さんの話です。 
A美さんが出かけてからお母さんも妹もいないとのことでゆっくりゲームをしながら一人を満喫していた。 
すると玄関からガーンと激しい音がする。 

なんだろうなと玄関に行ってみると鍵もチェーンも掛けてある玄関がチェーンだけ掛かった状態で少しだけ開いている。 
なんだ?もう帰って来たのかな?とチェーンを開けようとすると今度はドアを激しく数回叩く。 
目の前で起きた激しい音に思わず「お母さん?」と問いかけるが返事がない。 

何なんだよと怖くなりドアの隙間から様子を伺い、覗き穴を覗いてみるけど誰もいない。あまりの恐怖にお母さんに自宅から電話。 
これが一回目の電話なのですが、当時まだ中学生の彼は携帯をもってなく、1度部屋の中の電話機から電話をして来たのです。 
ちなみに電話機から玄関は見えない場所にあるそうです。 

その電話中も玄関がガーンて開いたり、ドアを何度も叩く音がしていたとのこと。 

電話を終えて怖いから玄関には近付かないようにと部屋の奥に隠れ気味にしゃがんでいると、
いままで激しかったドアを叩く音も無理やりドアを開く音も急に止んだ。 
少しホッとしてそーっと廊下に顔を出し玄関の方を覗いてみるとチェーンも外れてドアが空いている。 

誰か部屋に入って来る! 

とっさに包丁を持って2回目の電話をかけに部屋に。

A美さんは店を出て20分ほどで家に着いたのですが玄関は普通に締まっており、
鍵を空けて家に入ろうとするとチェーンが掛かっている。 

隙間から息子を呼ぶが何の応答もない。 

心配になり携帯で家に電話してみるが誰も出ずにドアの隙間から電話機の鳴る音だけが響く。 
息子の名前を呼びながらドアを叩いたり、心配でドアを無理やり開けようと引っばったりするがもちろんドアは空かない。 
しまいには隣近所の方も出てきて大事になりはじめた。 
すると家の中から「本当にお母さん?」と息子さんの声が。 
お母さんよとドアの隙間から声をかけてようやく家に入る事が出来たとのこと。 

2回目の電話の後、息子さんは怖くて部屋の中で唯一鍵の掛かるトイレに逃げ込み震えながら待っていたとの事。 

その間誰かが部屋に入って来たのがわかり、しかもトイレのドアを開けようとしたり、
ノックではなく扉をドンドンと叩いて来たらしい。 
もう怖くて怖くてお母さんが帰って来たのもその知らない誰かがドアを
叩いたりしているんだと思ったので、怖くてトイレから出られなかったとのことです。 

後日会った際に改めて聞いた話。 
A美さんの家では不思議なことが今までも何度もあるのですが、娘さんは何も感じていない。
けれど息子さんは何度か怖い思いをしているそうです。

ただこんなに怖い思いをしたのは初めてとのこと。 

息子さんはA美さんが帰ったらずいぶん落ち着いたみたいですが、それ以来寝るときは3人で寝るようになったそうです。

書き忘れましたが、息子さんはトイレに入る前に玄関は締めていないそうです。 
A美さんが帰った時には普通に戸締りされていました。 

いま思うと誰かが部屋に入って鍵を締めて事が収まるまで部屋で身を潜めていた可能性はありますが、どうなんでしょうか。