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もう20年以上も前の話らしいが、当時うちは結構裕福で、

良く海外旅行をしていたらしい。 

で、母と祖母(母の母)が2人でスペインに行った時に起こった。 

その時に母が泊まったのが、古城だか砦だかを改築してホテルにした場所だった。 

夜、母と祖母が部屋で寝ていると、突然銅鑼の音が鳴り響いた。

寝入り端の轟音に驚いて母は目が覚めてしまった。 

しばらくベッドから辺りを見回していると 

「バキッ」「ドンッ」「メキメキッ」 

といった明らかにヤバいラップ音がし始めた。 
 
隣で寝ている祖母にその事を伝えようと起こしたが、

祖母には聞こえないようでしばらくしてまた寝てしまった。 

母もそのラップ音を無視して寝ようとしてたんだが、

少ししてから突然の金縛りで動けなくなった。 

目も開けられずにビビりまくる母に追い打ちをかけるように 

「良く戻ってきたな」 

と耳元で男に話しかけられた。 

日本語じゃなかったそうだけど、何故か理解できたんだと。直後に母は気絶した。
 
これだけだと「寝ぼけてたんじゃね?」で済まされるかもしれん。 

だけど、翌朝起きた母の両方の頬に3本ずつ、

縦に伸びた爪痕のような傷があって、血がにじみ出ていた。 

当時若い娘だった母のその傷にさすがに祖母も驚いたらしい。 

ファンデ塗っても隠しきれない傷がちょっと恥ずかしかったらしいけど、

それ以外には何も起こってないそうだ。 

ちなみに傷は残ってない。