GAK85_yorunominato_TP_V

数年前の晩夏に私は釣行を計画していた・・・、めぼしい釣果を得ないクロダ 
イ狙いを一番簡単な夜釣りで釣上げようと画策し天気予報を眺めていた。 

台風が今夜通過するはずだ、こんな日は大きな漁港に非難している筈と台風 通過を待って出掛けた、当日蘇我駅で先に来た電車に乗って釣場を決める事 にしていたら外房線が来たので、迷わず大型漁港の和田浦を目指す。 

港の外側の堤防は余波を被り徒歩では先端迄行けない様だ、大概こんな日は 港内に非難している筈と一番奥の護岸で寄せ餌(コマセ)を作る、暫くする と一人の釣人が車から降りてこちらに来て『ここでやるんですか?』と。 

「ええ、今日は港内が狙いですよ」、『一緒にやっていいですか?』「どう ぞ」2人で釣を始めた、と、突然彼はこの周辺のポイントを色々と訊ね始め た・・・、実は彼、休暇を利用して神奈川から遠征して来たらしい。 

そこは港の外側の堤防先端が大型の実績が有るポイント、そんな事を話てい ると彼はいきなり『じゃあ彼は良いポイント入ったんだ』俺は「エッ!」と 言うしかない、「でも俺が来た時は確か波が・・・」言いかけて止め「じゃあ 彼は良いポイントに入れたんだ」と誤魔化して前方を凝視すると彼はユルユ ルと立上がり丁度背伸びをする様にしてフッと消えた。
 
偶然見掛けた俺達は「消えましたね?」と声を掛合い『逃げましょう!』と 
言って千倉迄逃げたのである。