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神田川が流れる東京某所では布の妖怪、一反もめんが目撃されている。

ある女性が仕事が終わり帰宅の途についていると、神田川の中に長く白い布が流れているのが目に留まる。

「はて?」と、しばし布を眺めていると、どうも自らの意思を持って泳いでいるように見える。ゆらゆらと川の中でくねっているのだが、決して川下へは流されていない。

不思議な布の動きに心を奪われていると、突然に布が大きくくねった。次の瞬間、瞬く間に水中から飛び上がり、風に流されるようにその白い布はいずこへ飛んでいった・・・・・

その後は川を泳ぐ一反もめんは見ていないが、その都内某所の神田川沿いで大きな布が空中を飛んでいる様子を数回見かけた。

自分が見た一反もめんについて友人に話すと、
「それ、私も見た!」と思わぬ返事が返って来て、場所はやはり都内某所の神田川沿いであった。