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小学校に入ると同時に今の家に引っ越して来て、 
自然豊かで近くに同い年の子が住んでいたこともあり 
大人には絶対内緒の秘密基地を作って簡単なブランコを作ったりと、 
とにかく毎日夜になるまで遊んでいました。

ある日、いつも遊んでる近所の幼なじみ2人が一人は熱&一人は留守。 
仕方なく一人で秘密基地に向かうとブランコの下にサビ柄の子猫がいました。 
猫は好きだったし、その子猫も警戒心が薄く触らせてくれました。 
なでなでしていたらどこかに行こうとしていたので、さりげなくついていくことに。 
子どもならではの好奇心でした。

少しついていくとお母さん猫がいて、子猫をくわえて家に帰るようでした。 
お母さん猫は私とは一定の距離は保つものの、逃げはしませんでした。 
私はお母さん猫にも着いていく気満々で、 
人の家の庭を勝手に通ったり、塀をよじ上ったりして必死に着いていきました。 

すると、普通の民家の家の端に古くて細い階段があり猫は迷わずそこへ入っていきました。 
この時点で3時くらいだったと思います。

階段を上ると鋪装されていない道がありました。 
が、さっきまで明るかったのにもう夕焼け。しかも猫を見失ってしまい、 
その時に初めてお母さんに怒られるかもしれない恐怖と 
こんなに遠くまで来てしまったという恐怖が湧き出てきました。 

でもここがどこかも分からないし、とりあえず道をすすんだらどこかに出るかもしれない! 
と思い、進むと 
大きな御神木と大きな石がある神社のような場所に出ました。 
記憶している中では怪談や鳥居はなく、 
いきなり森の中にポツンと御神木と石と神社がある場所でした。

もうこの時点で半べそ状態で早く家に帰りたいという気持ちで一杯でした。 
どうしていいか分からず神社に近づくと、手が落ちていました。人間の手でした。 

今考えると模型だったのかも。と思うのですが 
当時はそこまで考えられず、また、妙に質感がリアル生きた人間の手のようでした。 
よくみると親指の爪に青いマニキュアがぬってありました。 
びっくりしているとさっきの親猫がきて手引きずってどこかに持っていってしまいました。 

猫がいなくなったてしばらくして我に返ったとこまでは覚えているのですが、 
どう帰って来たかを失念してしまっています。 

6歳だったこともあるし夢だったのかもと思っていますが、 
幼なじみに当時のことを聞くと酷い熱をだした日に 
私が遊びに誘いに来たことを覚えていたので何とも言えません。