tsunamiiryoku_TP_V

地元には心霊スポットで有名な2階建ての古い建物があり、 
当時高校生でオカルトにハマっていた知人Aは男友達B、Cと3人でそこへ夜に肝試し。 
さすがに有名なだけあって、見た目の雰囲気は相当のもの。 

敷地に入る前の時点でAは「もう十分、帰ろう」と2人に掛け合ったが、 
Bが「俺こんなん全然楽勝やで」とずかずか建物の目の前まで進んで行く。 
仕方なくAとCもついて行ったが、 
建物の中まで入ろうとするBに「さすがに中はヤバい、もう帰ろう」と言った。

Bはまだまだ平気な様で「ビビっとるん?」と挑発。 
それに呆れた2人は「じゃ俺らはいいから、お前1人で行ってこいよ」と突き放したが、Bは行く気マンマン。 
ちょっと面白くなってきた2人はBに2階まで行って、窓からこちらに合図をするように言った。 
軽く「いいよ」と承諾してBは建物の中へと1人で入っていった。 
しばらく2人が玄関の前で待っていると、ちょうど上の辺りの窓からこちらにBが手を振ってきた。 
「あいつやりやがった!スゲーー!」と少し盛り上がって、Bに降りてくるように伝えた。

しかし、少し様子がおかしい。 
Bは手を振ることをやめず、帰ってこようとしない。 
何度も呼び掛けたり、身ぶり手振りして降りてくるように伝えても帰ってこようとしない。 
これはヤバい。 
そう思った2人は意を決して中へ入り、Bの元へと向かった。 
Bは相変わらず窓に向かったまま手を振っていて、近くで呼び掛けてもやめない。

埒があかないので、Bを引きずるようにして建物から抜け出し、そのままBの家まで送り届けた。 
その際、Bはさっきまで威勢が嘘のように何を聞いても黙ったままで、脱け殻みたいな感じだったそうだ。 
とりあえず、Bを家に帰し、落ち着いたAとCもそれぞれの家に帰った。 
しかし、帰ってからしばらくしてAの家に電話が。

電話の主はBの母親で、内容はさっき家に帰したはずのBが家に帰っていないとのこと。 
「そんなはずはない」と思ったAだったがCに連絡を取り、話し合った結果、2人で探すことに。 
Bの行きそうな場所を順に探したがみつからない。 
どうしてもみつからないので、あまり気が進まなかったが、最後にもう一度心霊スポットに向かうことにした。 
門をくぐり、敷地の中へと入った。 
建物を見て戦慄した。 
Bが再び窓から手を振っていた。

後日Bはお祓い?を受けたそうですが、直接の知り合い出はないので、その後のことは知りません。