yamasha1102006_TP_V

昨日夕方5時過ぎ、駅に向かうべく古い集落を通る道を歩いてた 
陽は落ちて辺りは深い紺色、家々からはオレンジ色の灯りが漏れていた 
くっそ寒くて首すぼめて猫背で下向いて歩いてたんだが、ふと前を見ると50mほど先に、丸くて黄色い光が道の右から左へほわ~んと飛んでいた 

新年早々に恐怖体験かよ∑(゚Д゚;)と身構えたが、不思議と暖かい光に見えるし、寒さなのか悪寒なのかわからん気温だったから、ちょっと歩く早さを落として(小心者)前に進んでみた 
丸い光は2個3個と増え、右から左から現れては反対側にほわほわ飛んで消える、を繰り返していた 

しかし俺が近づくにつれ光は薄くなっていき、10mほど手前で光は完全に消えてしまった 
…今のは何だったんだろ…と考えながら、光たちが飛んでた辺りまで歩いていく 

はっと気が付くと、道の左側にカメラ構えた30代ぐらいの男が立っていた 
驚いて思わず「うぉっ!?」って声出してしまって、その人はすいませんとばかりに苦笑いでおじぎしてた 

道の反対側を見ると、その人の奥さんらしき女性と、女性の腕に抱かれた6歳ぐらいの女の子が二人でピースで被写体ポーズをキメていた 
もう暗いこんな時間になにやってんだこの家族は(-"-;) 
しばらく観察したろかとも思ったが、声出してビビってしまって恥ずかしいこともあり、その家族に背を向けて歩き始めた 
その時、後ろの奥さんらしき声が聞こえてきた 


「○ちゃん見てみ?お家やで♪長い入院大変やったね~…おかえりー」 
後半のおかえりーのとこ、奥さんの声が泣き震えてた 
続いて女の子が「パパ~♪たぁだいまぁ☆」 
父親の方は声が小さい人なのか、何と応えたのかは聞き取れなかったが、同じく声が震えてることははっきり伝わってきた 
俺それ聞いて胸が熱くなって、鼻の奥が痺れて涙出てきた 

あの光たちは幸せの輝きだったんだな… 
幸せな人は輝いて見える、その輝きの光が、あの暖かみある光だったんだな… 

その後、涙拭きながらもそもそ歩いて駅に向かったよ