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5歳の時によく遊んだ茜ちゃんの話をしても母も兄弟も知らないって言う
記憶もはっきりしてるのに、茜ちゃんなんて知らないし家に遊びに来たこともないよって言われた

それから15年くらい経って茜ちゃんの事をすっかり忘れていた
仕事から帰ると部屋に茜ちゃんがいた

泣きながら這いつくばって近付いてきて何か言ってた

頭の中でやっぱり茜ちゃん実在してたと思いつつ、あの頃と容姿が全く変わっていない事に気味悪さを感じて走って家を飛び出した

二週間ほど兄の家に居候して事情を話して家に来てもらったけど茜ちゃんはいなかった
ただ何かを感じたらしく兄は私をすぐに家から連れ出してコンビニで塩を買い身体中にかけてくれた

兄は幼少の頃私が時々誰かと喋っていたのを覚えていると話してくれた
けれどそこには誰もいなかったからおかしいと思っていたらしい
就職先が決まって部屋を借りて実家を出る時に茜ちゃんの話を持ち出されて
あの時の話だろうなと思ったけど寒気がして咄嗟にそんな子知らないよと口にしたと言っていた

おかしな事が起きたりはしないけど、まだ部屋に何かがいるような気がして気が滅入ってしまったので
今は違う場所に部屋を借りて暮らしてる