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小学校低学年だか中学年だかの時の話なんだが
金曜だか土曜だかの夜に激しい雷が鳴っていて、確か夏だった気がする。

別々の布団だったけど、両親に挟まれて寝てたはず。
それで、畳張りの寝室の東側は、父親が朝日の光を浴びたら目がさめるからって雨戸を少しだけ開けてたんだ。
だから俺は、頭からタオルケット被って、目を腕で隠して稲光が見えないようにしていたと思う。

そっからいつの間にか寝てたんだろうな。
あまり覚えていないんだけど、夢を見た。

何故かその寝室に使ってる和室で、俺だけが寝ていて、何故だか閉まってるはずの南の雨戸が空いていた。
俺は布団の上で、タオルケットを被って寝ていたはずなのに、畳の上に仰向けになっていて、それを確認してたら雷が落ちて南側の窓に誰かが見えたんだ。
髪型も大きさもよく覚えていないけど、多分大人だったと思う。

因みに南側にはベランダがあるんだけど、夜中の雷が鳴っているような時に、ベランダに両親が出るとは思えなかったから、怖かった。
で、バレないように俺は寝たふり決め込んでたんだが、薄っすら目を開けて伺おうとしたら、俺の横に誰かが佇んでたんだ。
暗いからどんな顔かも分からなかったけど、そいつは俺の頭を両手で持って、南側の窓の方に引きずっていった。
もう恐怖で身動きできなくて、目をつぶっていたら、何かに頭がぶつかってそこでその夢は終わった。

終わったんだけど、寝室には誰もいなくて、でも東側の雨戸が全部空いてたから夜が明けていたんだろうな。
そこで、俺は南側の窓に頭をつけて、障子戸の桟?に顔を乗せている体勢に気付いた。
恐ろしくなって大声で両親を呼んでも返事がなく、タオルケットを被って震えていたら、一階の玄関が開く音がした。
自営業の父親が昼飯を作りに帰ってきた音だった。

俺の家では土曜は、母親も父親も仕事に行ってるから当たり前だったけど、その後父親に当たり散らして、ゲンコツもらって泣き喚いた覚えがある。
因みにヘソは取られてなかった。