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大仏が作られた目的って知ってる?
日照りによる米の不作、伝染病の流行など、
当時の人達にとって悩みは尽きなかった。

科学的な技術や、医療技術の乏しかった
昔でできたことはせいぜい神頼みくらい。

大きな仏様を作って奉れば神様が何とかしてくれる。

大きければ大きいほど仏の力の強いものが作れると信じられていた。


ところで、昔の大仏は金メッキで
コーティングされて金ピカだったんだ。

数トンクラスの金を溶かして塗りつけていたらしい。

ただし、やり方がとんでもなかった。

金と水銀を使った合金「アマルガム」っていうのを使っていたんだ。
やり方としては、その合金を大仏に塗りつけたあと、
塗ったあとに炭火を近づけると水銀だけが蒸発して、
金だけが残り、綺麗な金メッキの出来上がり。

みんな知ってるとは思うけど、
水銀っていうのはとんでもない猛毒。

蒸発した水銀を間近で吸っていた職人達はバタバタと死んだ。

風向きの加減によって、付近に住んでいた住民も死んだ。

作業場の地面に流れ出た水銀は土壌を汚染して、
それを蓄積しながら育った作物を食べた人たちも次々死んでいった。

これが日本最古にして最初の公害被害。

神様に助けて貰おうと思って大仏を作ったのに、
それが原因で沢山の人が死んでしまった。

実は順序が逆だったって話。

当時の人らには知る由もない話だけどね。