PKhakuraku59_7_TP_V

御盆の話。毎年の如く、親戚が田舎のじいちゃんちに集まった。じいちゃんちはすごい優しい人で集落の小さな商店をやってた。
お店のシャッター横には玄関がある大きな家だった。

家の前の側溝に迎え火焚いて叔父さんと俺は茶の間でビール飲みながら下らない話をしていた。
その時。
『…ガシャン…ガシャン』
お店の方からシャッターを叩く音が。
叔父さんがお、誰か来たか?○○家か?とお店へ行き『どうしましたー!!?』と問うと返事はない。
『なんだー?風か?』
叔父さんが戻ってくる。
暫くしてまた、
『ガシャン…ガシャン!!』
今度は明らかにシャッターを叩く音が。叔父さんが笑いながら
『ひょっとすっと御盆だから誰か帰って来たのかもな(笑)どれ、迎えてやんねーと…』
ってガチャガチャやりだした。
じいちゃんが何事かと起きてきたから説明したら急に顔色が変わって
『ヒロ!!おめさ何やってんだ!!』
って怒鳴った。そして凄い勢いで店の電気を全部付けながら

『おめ、迎え火さ、焚いてっだぞ!!

他さ何迎えっだ!!』

って怒鳴りながら脚立出して神棚のお供え交換してお祈りしだした。
そしたら神棚の蝋燭型の電球が片方、カタカタ言い出した。
俺と叔父さんも肝を冷やして祈った。
暫くしてカタカタは収まってじいちゃんが『いいべ』と言った。

当時は意味が分からなかったけどちょっと怖かった。