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木陰に座って一服しつつ何気なく頭上を仰ぎ見ると、枝葉の間に顔が見えた。
つるりとした赤ん坊のような顔。小さな瞳はこちらを無表情に見つめている。

何故か『捨て子だ』と直感した杣人は、思わず「可哀想になぁ」と呟いた。
すると顔がクシャクシャと歪み、目から溢れた水滴が雨粒のように落ちてきた。

「退け!」突然、そいつが太い声で叫んだので、杣人は思わず腰を上げ木陰から離れた。

直後、一抱えほどもある大きな石が、彼の座っていた辺りにドスンッと落ちてきた。