374 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/04/30(水) 21:58:01 ID:olrAPtJH0 [1/2回(PC)]
死ぬほど怖かったのは霊的なことじゃないんですけど、 
一応不思議なことが絡んでると思ったので投下。 

私がまだ女子高校生だった頃の話です。 
私の通っていた高校は人家の少ない所にあって、 
何かと変質者の出没が多いことで有名でした。 
ある日、友人とテスト勉強をしていたらいつの間にか 
外はすっかり暗くなっていて、バス通学だった友人とは 
別れて私は一人で帰宅することになりました。 
私は自転車通学だったのですが、いつも裏道や畑のあぜ道など、 
近道のためとはいえ夜はかなり人気のない所を通っています。 

で、案の定、変質者に遭遇してしまったわけですが、 
これが露出狂や抱きつくなどといった低レベル(というのもあれですが) 
なものではなく、ワゴンに連れ込もうとするかなり悪質な変質者 
というか性犯罪者?でした。 
かなり必死になって何とか逃げることが出来たのですが、 
その過程はここでは割愛します。 

しかし、無事逃げ切れた私ですが、やはり色々とショックだったようで、 
しばらく塞ぎこみがちになってしまいました。 
よく悪夢を見るようになったんです。 
毎日というほどではありませんが、忘れそうにはなれない頻度で似たような夢を 
見ました。黒い男に追い掛け回される夢です。 
最初は遭遇した変質者の姿だったのですが、気がつけばただの全身真っ黒な男になっていて、 
最後のほうには変質者が持っていなかった刃物まで持って追いかけてきました。 
その頃は少しノイローゼ気味だったと思います。 
寝不足などのストレスで体調も崩しがちになって、その日は学校を休んで 
家で寝ていました。


375 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/04/30(水) 22:03:57 ID:olrAPtJH0 [2/2回(PC)]
ふと気がつくと、私は制服姿で学校の近くを歩いていました。 
いつも帰宅する時間帯で、本来ならそこそこ人気もある道なのですが、 
なぜか人っ子ひとりいません。 
まるでゴーストタウンのようで、私は怖くなって走り出すのですが、 
「そういえばなんで自転車に乗ってないんだろう?」と思いついて 
一度学校に戻ろうと振り返ると、ずっと後ろのほうに黒い男が立っていました。 
すぐに男が走り出したので、私も慌てて逃げ出すのですが、いくら走っても 
家につかず、ぐるぐる同じような所を走っているようで、しかも 
足音はしないのにすぐ後ろに男のいる気配がします。 
私は誰でもいいから助けてと心の中で叫びながら走り続けていると、突然 
バキバキっとすごい音がして、その瞬間後ろから物凄い叫び声が聞えました。 
見ると、大きな木が倒れて男を押し潰していました。 
私は「ああ、これでもう大丈夫だ」と思ってまた走り出しました。 
すごく体が軽かったのを覚えています。 

夕食時、両親が「庭の木が折れた」という話をしていました。 
私がまだ小学生だった頃に植えた八つ手の木です。 
その頃にはもう私よりもずっと大きくなって、大きな手みたいな葉っぱをわさわさ生やしていました。 
折れたのは幹ではなく枝でしたが、葉っぱの量が半分ほどごっそり減っていました。 
両親は折れた理由を「猫か誰かの悪戯じゃないか」といっていましたが、 
私はこの八つ手が夢の中で私を助けてくれたんだと思いました。 
それ以降、悪夢を見ることはありませんでした。 
たとえ偶然のことだったとしても、守ってくれてると信じることで恐怖心が消えたのではないでしょうか。 
幽霊にしろ病にしろ、気の持ちようで何とかなるのかな、と思います。