707 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2008/08/24(日) 22:38:28 ID:lqYZO3ri0 [1/1回(PC)]
久々に山怖覗いたので、昔体験した話を一つ。 

市街地からすぐ近くに急峻な山地が迫っているので有名な土地。 
高校一年の春休み、部活の一環で引率の教諭含め10名程でその山を縦走する事になった。 

とはいえ縦走の途中、住宅街もゴルフ場も経由したりするのだが、 
貯水池脇の小道を通過中、ふらつく同年輩の2~3人の少年達を見かけた。 
まなざしが異常だ。血走った眼はどんよりしている。 
そして彼らが口にあてがっていたのは・・・、薄く色の着いた液体の入った、 
半透明の袋だった。 

退くにしても進むにしても、道は山中の一本道。しかも片側は急斜面だ。 
引率の教諭はまだ新卒の若い女性。 
さあ、どうするか。 
教諭はさっと自分達に目配せをして、さっさと通過するよう促した。 
道幅2m程度の細い小道を、うつむきながら斜面ぎりぎりの端をただ黙って通り過ぎる。 
少年達は澱んだ眼差しをこちらに向けるだけで、特に手出しはしなかった。 

でも、通り過ぎてしばらくは皆口がきけず、次の休憩の時には 
自分の足が震えていたのをよく覚えている。 


今思えば圧倒的にこちらが多勢だったにも関わらず、何故あんなに恐ろしかったのだろう。 


・・・やはり、あの澱んだ眼差しがこちらの世界のものに思えなかったからだろうか?