116 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/08/29(金) 16:47:38 ID:sKE88TCQ0 [1/1回(PC)]
実家にでかい庭園っぽい庭があって、家自体は金持ちでも何でもないんだけど 
庭だけ見たら金持ちに見えなくもない外観だったんだ。建てたのはばあちゃんらしい。 
で、ばあちゃんが結構庭に置く小さな像みたいなのをよく買ってた、しかもかなり変なのを。 

俺が小三か小四ぐらいの時の夏休み、やることがなくて庭に出てぶらついてたらどっか庭の風景がいつもと違う。 
ああ向こうにある木と木の間に何かが見える。またばあちゃん変な物買ってきたのかなって思ったけど、 
よく見てみたらおかしい、像じゃなくてそれは生き物にしか見えない。しかもあんな生き物見たことがない。 
本当は近づいて見てみたら早かったんだろうけど、なぜか足が前に進まない。 

しかもそれは俺のことをでかい目で凝視してる。それは灰色で、うろ覚えだけど猿みたいな見た目だった。 
それと三十秒ぐらい見つめ合って、ようやくこのままでいたらまずいと思って半ば腰抜かしながら走り去った。 
次の日見てみたらあそこには何もなくて、ばあちゃんも何もあそこに置いてないって言う。 
それから俺はしばらく庭に出るのが怖くて、通りすぎる時もなるべく早く通りすぎてた。 

それが庭にいたこと、俺を凝視してきたことは絶対幻覚じゃない。 
今思えばそれは本当に猿だったのかもしれない。でも、俺の実家は愛媛のド田舎にあったが 
この近辺に猿が出るなんて噂は故郷を離れるまで一度も聞いたことがない。 
あれはなんだったんだろうな。