869 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2008/12/14(日) 19:13:40 ID:s4MK7Z650 [1/1回(PC)]
小学生ぐらいまで、親に叱られるたびに押入れに立て篭もっていた。 
家は古い大きめな一軒屋(土壁+木製)で、私がいつも立て篭もる押入れは、 
二階の母親の部屋か一階の祖母の部屋かの二通り。 
この二部屋だけ、押入れが壁を覆うぐらい大きくて、 
木製の扉を閉めると秘密基地みたいな雰囲気もあって好きだったから。 
(ちなみに母親の部屋の真下が祖母の部屋) 

いつもふくれて、押入れの布団の中に潜り込んで丸まっていたんだけど、 
(大抵は、母親が探しに来る前に寂しくなって自分から出ていた) 
たまにそのまま寝てしまうことがあった。 

その日も昼過ぎぐらいに、二階の母の部屋の押入れの中で眠ってしまった。 
ぐっすり眠って目が覚めて、そっと押入れの扉を開けると、窓の外が真っ暗。 
「夜まで寝ちゃった!怒られる!」と思って押入れから飛び出して、 
でもすぐ、なんか変だなーと気づいた。 
どう見ても、自分が今飛び出した場所が、一階の祖母の部屋だった。 
混乱して、母を呼びながら家の中を歩いたけど、誰もいない。 
泣きそうになって、祖母の部屋に戻って押入れの中を覗き込んだけど、 
やっぱりふつうの押入れにしか見えない。 

もうどうしたら良いか分からずに、もう一度押し入れの中に入って、 
扉を閉めて布団に包まってみた。 
半泣きの目元擦ったりしつつ、暫くしてからもう一回押入れの戸を開けて外に出てみると、 
なぜかそこは母の部屋。しかも窓の外が明るい。 
慌てて一階に下りたら、台所で母がお茶を飲んでいた。 
きけばどこにも出かけていないし、私が最初に押入れに閉じこもってから、 
たいした時間も経っていないと言う。 

いまだにあれは夢だったのか妄想だったのか何なのかわからん。