189 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/03/10(火) 19:19:57 ID:G5YGiF3DO [2/12回(携帯)]

二年時の秋、東北の田舎を出て、定番の広島~京都まで。四泊五日の日程で修学旅行が組まれたんだ。 
でも、ツイてない事に自分は初日の晩から体調を崩してね。 
養護教諭も自分も、初めは"夕飯の牡蠣フライにでも当たったのかな?"程度にしか考えてなかったんだけど、 
どういうわけか、二日目、三日目になっても体調がよくならない。 

初日の夜の時点で胃が空っぽになるまで吐いて、それ以降は慢性的な吐き気が続いて、水すら受け付けられないっていう惨めな状態。 
みんなが原爆ドームや鹿で有名な某公園なんかを回ってる時は、うなされながらバスで留守番。 
旅館に入っても仮医務室に仕立てた客室に直行で、本当にもう何をしに行ったんだって、情けなくなった。 


そして四日目の昼、ついに脱水症状で倒れた。 
丸二日、水も食事もまともにとれない状態が続いて、もうダメだコイツって事で現地の病院に連れて行かれて、そこで栄養点滴うってもらった。 
したら回復ってほどでもないけどいくらか体が楽になって、やっぱり仮医務室でだけど、お粥と漬け物の盛り合わせくらいは食べられるようになった。 
食べながら"この分なら最終日の京都見物はできるかもね"って先生に元気づけて貰って、あとは薬を飲んで期待しながら寝たんだ。 

190 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/03/10(火) 19:24:19 ID:G5YGiF3DO [3/12回(携帯)]

んで真夜中、日付がかわる直前。 
一緒の部屋で寝ていた先生が、変な声で目を覚ました。 
四分音符=100くらいのテンポの裏打ちで、"ッエ、ッエ、ッエ、ッエ"っていう感じの、嗚咽とも笑い声ともつかない声がしたんだと。 
もちろん音源は自分。 

電気をつけてみたら、自分は仰向けに寝ながら、枕を顔にボフンボフンと打ちつけていたらしい。 
先生が枕を取り上げると、真っ赤な顔して"足が痛い…足が痛い…"と言って泣き出したんだとか。 
とりあえず先生が、怪我か?つったのか?熱あるのか?っていろいろ聞いてたら、途中で意識がもどった。
 
頷いたり、うなったり、泣いたりしてたのが急にだんまりになって、それまでのやり取りを全部吹っ飛ばす一言。 

「……気持ち悪い…」 

先生も自分も"はあ?"って状態。 
先生はそれまで奇行を始めた自分と、噛み合わない会話をしているつもりでいて。 
でも自分の感覚だと、目が覚めたら電気がついてて、先生が心配そうにしてたから、第一声で体調の不良を訴えたつもりでいて。 
もちろん足に痛みなんて感じてないし、泣きながら訴えた覚えもない。 




191 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/03/10(火) 19:26:28 ID:G5YGiF3DO [4/12回(携帯)]

お互い何が起こったのかもよく分からないまま、とりあえず熱を計ってみたら40℃あったから、"錯乱していた"って事にして、タクシー呼んで大きめの病院に行った。 
急患用の診察台でまた点滴を受けながら、付き添ってくれた先生と"アレは一体なんだったんですかねー"って話をして、不可思議なアクシデント第一ラウンドは終わった。 

その時は、自分の奇行の話よりも、隣の台に担ぎ込まれてきたオッチャンの、苦しそうな叫びとスゴい嘔吐音の方がよっぽど怖かった。
 
連れの人が医者に説明してたけど、"一緒に酒を飲んでたら急に痙攣し始めて血ィ吐いた"ってなんだよ。 
リアル迷宮案内ktkrだったよ。 

本当に都会って恐ろしい 




193 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/03/10(火) 19:51:56 ID:G5YGiF3DO [5/12回(携帯)]

"夜中の奇行が憑き物じみてて気味悪かった" 

そんな風にいわれたから、じゃあ霊的体験なのかな、と。 
自分は精神疾患もちではないし。 
当時そんな行動とった記憶もない。 

霊的体験といえないなら、(主観的に)ちょっと怖かった不思議な話って事で勘弁。表現力も文才ないんだ