198 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/03/10(火) 20:24:35 ID:G5YGiF3DO [7/12回(携帯)]

せっかく打ったんだし、 
修学旅行話、後編いきます。 

読みづらいだろうけど、 
自分=書き手の一人称 
先生=養護教諭 
ってことで、何とか解読して欲しい。 

※やっぱり食事中の人は注意plz 
 
199 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/03/10(火) 20:25:47 ID:G5YGiF3DO [8/12回(携帯)]

点滴が終わったのが午前三時、そのあと血液検査もして、ホテルに戻ったのは五時近くだった。 
もちろん一番の目玉イベント、京都一日散策はドクターストップがかかった。 

楽しみにしてた安倍晴明神社を泣く泣く諦めて、自分は先生と一足先に飛行機で帰ることになった。 
何故ホテルで休んで待たなかったかというと、この年は新潟で大きな地震があったから。 

予算の都合上、帰りは新幹線を使う予定だったのが、余震が怖くて危ないって理由でバスになったんだ。 
京都→東北の僻地。関東方面迂回で推定17時間乗りっぱなし。 
吐いて点滴して疲れきってるのに、そんな水曜どうでしょうばりの長距離バスの旅しながら帰ったら死んでしまうって理由から、同級生一同には申し訳ないけど、飛行機で帰らせてもらえることになった。 




200 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/03/10(火) 20:26:22 ID:G5YGiF3DO [9/12回(携帯)]

第二ラウンドは飛行機の中で始まった。 

具合の悪さ+飛行機酔いで、自分はずっと席に座ったままボーっとしてた。 
先生も気遣ってくれたのか、無理に話を振ってくる事も無かったから、たまに居眠りをして気持ちの悪さを回避することもできた。 
それで何回目かの居眠りから覚めたら、また強烈な吐き気がきたんだ。 

先生にすみませんって断って、トイレにいったら、胃に入ってるはずのないもの、食べた覚えのないものが大量に出てきた。 
"あれっ?"って思ったけど、吐き気を収めるのに必死で、とりあえず出すもの出して落ち着いてから席に戻った。 

先生が大丈夫?って聞いてきて、あまり大丈夫じゃない上にまた不可思議体験しましたと答えたら、やっぱり…って様子で、自分がやらかした事を教えてくれた。 



201 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/03/10(火) 20:29:14 ID:G5YGiF3DO [10/12回(携帯)]

なんでも、具合悪そうに寝ていた自分が急に跳ね起きて、手持ちの鞄からカツサンド出して、もりもり食い始めたんだと。 
関空の売店で買った、1400円くらいする高いヤツを。 
買ってみたはいいけど、勿体なくて取っておいたヤツを…。 

先生は最初、"ああ元気になったんだな"と思ったらしいんだけど、なんか様子がおかしい。 

先生が話しかけても自分は始終無言で、サンドを食べ終えたと思ったら、今度は家族への土産に買ったと言っていた"おたべ"にも手を出し始めた。 
あまりの食い意地に先生唖然。おいおい…と思ってたら、自分が先生の方をじろりと見ておばちゃんみたいな口調で「あんたァ、これ(=飛行機)ドコいくん?」って聞いたらしい。 
自分は生粋の東北人なのに、どう聞いてもネイティヴな関西弁の発音だったそうで。 



202 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/03/10(火) 20:33:11 ID:G5YGiF3DO [11/12回(携帯)]

先生がビビりながら「○○(地元地名)…」って答えたら、自分はすごくガッカリした様子で、はあって溜め息つきながら「そうか○○か…」って呟いたらしい。 
そして天井を見上げて、「アタシな、ホントは京都行きたかってん…」と。 

で、そのまましんみりと天井見ていたと思ったら、今度はガクッガクッと、上下の歯がぶつかって鳴るくらいの勢いで、頭を上下させ始めた。 
「ア タ シ な あ ! ホ ン ト は 京 都 行 き た か っ て ん っ!!!!」 

響く絶叫。振り向く乗客。駆け寄ってくるCA。ごめんなさい先生、本当にごめんなさい。自分、あのとき池沼になってたんだね。 
"もし自力で扉を開けられたならその場で大空に飛び出したかった(後日談)"という心境の先生をよそに、自分はしばらくゲッゲッと引き笑いをしてから、また大人しくなって眠り出したそうな。 
そして目覚め→リバースに至る。 

もちろん話を聞いた後は自分も大空に飛び出したくなった。 

そのあとは縮こまりながら大人しくしてたけど、特に異変もなく、どこか蔑んだような目のCAに見送られて、食いかけのおたべを土産に地元に帰った。 



203 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/03/10(火) 20:50:53 ID:G5YGiF3DO [12/12回(携帯)]

体調は、二週間たっても一月たってもよくならなかった。 

カウンセリングを何回も受けたけど、自分の頭や心に異常はないって結果しか出ないし。原因は不明 
結局、これはやっぱり霊現象みたいなものなのかなって事になって、お祓いをしてもらう事にした。
 
といっても宗教なんて高尚なもんには縁のないド田舎。どうしたら良いかわからなくて、近所の小さい寺に相談しに行ったんだけど、用件もいわないうちから、 
「ウチじゃちょっと無理なんで、ちゃんとしたところ紹介しますよ^^」って言われた。 

日時とかもお寺の方で決めてくれて、ありがてえありがてえと指定された日に紹介された神社に行った。 
教えてもらった手順どおりに宮司さんにお目通り願ったら、出会い頭に"反応に困る"というようなツラで笑われた。 
お祓いが終わっても、何が憑いてたとかの詳細は話してもらえなくて。 

最後に宮司さんから「面白い人でしたよ」って謎のコメントを貰って、その件は終いになった。 

それから慢性的な吐き気は収まって、段々と体調は回復していった。 

でも未だに"そうだ、京都いこう"ってキャッチコピーを見るたび、胃の底が変な感じになる。でも、これはあくまで気持ち的なもんだと信じたい。 

以上。 
…長くなった上に、実際文章にしてみたらそんなに怖い話でもなかった。笑い話でもない…。 

下手な作文でスレ汚して本当に申し訳ない。 

もしあの前半を読んだ上で、ここまで見てくれた人いたなら感謝。超感謝。