166 : 本当にあった怖い名無し[] 投稿日:2009/05/06(水) 23:03:52 ID:U+2KVjvB0 [1/1回(PC)]

熊本県の山鹿市にある、変なスポットの話を投下します。 


山怖まとめにある「不動岩 首引き伝説」に関連する体験談ですが、怖い話でなくてすみません… 


小学生の頃に、地域学習の一環として「一ツ目神社」と「首石岩:くびいしいわ」に遠足で連れて行かれました。 
二クラス合同で40人ほど、担任の男性教師が2人引率について。 

一つ目神社(薄野一目神社)で、史跡案内ボランティアの老人に天目一箇神の話やら 
一つ目小僧の話を長々と聞かされた後、神社の背後にある一つ目水源に案内されました。 


ここで休憩でもするのかと思ってたら、老人は水源の右手にある藪の中の登山道に入っていきます。 
(山鹿防災マップで確認すると、首石岩は一ツ目神社のちょうど真東の方向です) 


やや開けた場所に辿り着き、老人が指差した方を見上げると、人の顔を彫りこんだような岩がそびえていました。 
両眼を伏せて、口を真一文字に結んだような表情で、丸い兜をかぶってるようにも見えます。 


「あれ、人の顔に見えん?」

「見ゆる、見ゆる」


と同級生も話してました。私も、


「なんてでっかい石人の頭だろう」


と少し気味悪く感じました。 

九州北部の豪族(筑紫の君磐井や肥の君など)の古墳には【石人:せきじん】と呼ばれる石像が 
埴輪の代わりに埋められていることがあります。 

阿蘇の凝灰岩を彫った物で、人間の子どもサイズから、2mを越える巨人のようなものまで大きさは様々です。 
馬の石像もあり、これは、石馬(せきば)と呼ばれます。 

地元のあちこちの博物館で 石人のレプリカが見れるので、真っ先に連想したわけです。 

案内の老人は、その首石岩の顔が自然に出来たものか、人の手で彫られたものかは教えてくれませんでした。 

でも、人が顔を彫れるような手頃な大きさの岩ではないし、伝説で首石の胴体と言われている「不動岩」も、 
同じような変はんれい岩が侵食作用を受けて自然に形作られたものだから、 
おそらくは首石岩の顔も自然に削られてできたものだったのでしょう。 

蛇足:筑紫の君磐井が朝廷と衝突して殺された後、石人・石馬は首を折られたと言い伝えられています。 
その出来事があってから石人は造られなくなり、玄室の壁石に装飾を施すようになったそうです。 


山鹿市は装飾古墳が特に集中している地域です。