668 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2010/08/22(日) 20:25:12 ID:rjWIbboQ0 [1/2回(PC)]
俺の家系の人間は、人生のうち一度だけ霊を見ることができるらしい。 


もちろん、嫁にきたような人、例えば俺の母親とかの立場の人は、感の強い人間以外は例外らしい。 


親父は中学生のとき、親戚の家で。 


廊下をゆっくり歩く着物姿の母方のお爺さんを(目撃の数年前に死去)。 


妹は、10年前に死んだ祖父が庭を歩いているのを。 


俺は、小学生のとき隣の家の敷地から出てくるその家のお爺さんを。 

散歩かと思っていたら、見て一時間もたたないのに実家の電話のベルが鳴り、そのお爺さんが 
病院で死去した旨の電話を母が受けていた。 


続く 

 
669 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2010/08/22(日) 20:26:32 ID:rjWIbboQ0 [2/2回(PC)]
しかし、祖父の話は聞いたことがない。祖父は俺が生まれる前から体が悪く、半身不随であり、入退院を繰り返して 
いたため、そんな心霊話などしたことがなかったためだ。 


ただ、祖父が癌で病院で死去する2日前、お見舞いに行った。昏睡状態になる前、親族で会話をしたのは俺が最後みたいだった。 


病状が差し迫っていたのはしっていたがもちろん死んでほしい訳はない。励ましたり、俺の学校の話をしたり。 



その会話の中で祖父がいままで言ったことのない奇妙なことを言った。 


「足元に死神が立って、足を掴んでいるから、もう無理だろう」 


これだけは覚えている。