887 : 網走ヤバイ 1/2[sage] 投稿日:2010/09/13(月) 06:46:00 ID:L10qgGyi0 [1/4回(PC)]
もうかなーり前のお話。 
新婚旅行で10日間の北海道1周旅行をした。 
函館でレンタカーを借りて、毎日2~300キロ走ってその日の宿泊予定のホテルや旅館に向かう。 
海外旅行なんかより遥かに面白かったけどやたら金かかったorz 

んなことはどうでも良くて、やっぱ北海道はいろいろ出るねー 
特に湖のほとりのホテルや旅館はやばかった。 

網走湖のそばのホテルに泊まった時の事。 
新婚旅行ってこともあり、取った部屋は結構広い2部屋ある和室のスイートルームだった。 
うまいメシ食って、温泉につかって。 
そろそろ寝ようかと寝室で横になってテレビを見ていた。 

程なくして新妻さんは寝息を立て始めた。 
俺もいつもならば昼間の運転の疲れですぐに寝入っちゃうところが、その日に限って目が冴えて寝られずにいた。 
が、明日の運転に差し障ると思ってテレビを消して布団に入った。 
うつらうつらした頃に突然シャーっという音で目が覚め、見るとテレビがついていた。砂の嵐状態。 

あれ?と思い、テレビを消そうと起き上がろうとした時、視界の隅に人の気配がした。 
嫁が起きてテレビをつけたのか・・・と思って、「こんな時間になんもやってないだろ」と言って嫁の布団の方へ寝返りをうった。 
一瞬自分が寝ぼけているのかと目を疑った。 
まず、8畳ほどの部屋のはずが、宴会場くらいありそうな広い部屋に変わっていた。 
嫁が遥か向こう、10mはあろうかという遠くで布団に入って寝ている。 

そして、砂の嵐のチカチカする明かりに照らされて、たくさんの妙に白い足だけが嫁の布団の周りに見えた。 
20人分くらいはありそうなその足は、なぜかひざの上辺りからは黒くぼやけて見えない。 

つづく

 
888 : 網走ヤバイ 2/2[sage] 投稿日:2010/09/13(月) 06:48:47 ID:L10qgGyi0 [2/4回(PC)]
ここへ来る前にも2度ほど妙な体験をしていたので、こりゃ出たな・・・と思ったが、 
怖さよりも、嫁の身に危険があるんじゃないかという気がして咄嗟に起き上がって走りよろうとした。 
しかし起き上がれない。金縛りではなかった。体は動く。 
なのに起き上がれない。 

ふと見ると、やはり20人分はありそうな白い腕が四方から俺の布団の端をつかんで押さえていた。 
この腕もやっぱり肘の上辺りから黒くぼやけて見えない。 
それを見た瞬間、凄まじい恐怖に襲われて嫁の事なんか頭から吹っ飛んだ。 
俺はぎゅっと目を閉じたままで、大声で「起きろ~~~~~~!」と嫁を呼んだ。 
なんと嫁が返事をしてきた。 
「起きて!!押さえてる!布団押さえて!! 動けないぃひぃぃ!」ともう悲鳴に近い返事をしてきた。 
もう後は悲鳴に近い嫁の泣き声が延々と聞こえるだけ。 

どのくらい経ったかよく判らんが、おそらく数分後、ドアをドンドンと叩く音がした。 
その瞬間テレビが消えた。同時に部屋の温度が変わったような気もした。 
目を開けると薄暗い部屋の中、俺のすぐ隣で嫁が布団の中で震えながら泣いている。 
すぐに起き上がって明かりをつけて、嫁を落ち着かせようと抱き寄せた。 

嫁からは俺の周りに足があるのが見えていて、自分の布団をたくさんの腕が押さえていたと言う。 
お互い同じものを見たらしい。 
ちなみに、ドアを開けても誰もいなかった。 

怖かったから部屋の明かりは全部つけてた


889 : 網走ヤバイ 補足[sage] 投稿日:2010/09/13(月) 06:53:54 ID:L10qgGyi0 [3/4回(PC)]
ちなみに、俺の「起きろ~~」という叫び声は、 
嫁の耳には「だあああああああああああああああ」としか聞こえなかったという。 

それと、朝出発しようとしたら、レンタカーの後輪のタイヤが2本ともパンクしてた。