89 : 1/2[sage] 投稿日:2010/08/11(水) 21:45:01 ID:XqwpKJJy0 [2/3回(PC)]
昔飼っていたぬこの話を思い出したので投下。 

私が子供の頃、うちには白いペルシャ猫(♂)がおりました。 
初めて飼った猫で、子供ゆえか可愛がり方も乱暴で本人(?)には嫌われていたと思いますが、 
心の底から愛猫でした。 
次に出会った時は優しく溺愛したいと思う。 
当時の私をぶんなぐりたいレベルにシツコい可愛がり方で申し訳ない事をした。 

近所に動物病院なんか無かったようなド田舎で去勢もしてなかったせいか、 
それまでも何度か脱走はしていたが半分野生になりつつも家に戻ってはきてた。 
しかし中1になりたての4月、ヤツは行方不明になったまま二度と戻ってはきませんでした。 
はじめのうちは「絶対戻って来る」と猫のエサ皿を片付けるのを頑なに拒否した私であったが、 
ひと月も経つうち「死んじゃったのかな・・・」と思い始め、泣き暮らす様になりました。 

そんな或る日だったんだけど、夕飯だよ、と呼ばれて2階の部屋から1階に降りて来ると、 
いなくなったはずの猫が、暗い廊下の低位置に座っていたんです。 
うちの居間に入るドアはとても重たくて、猫はよく居間のドア前に敷いてあるマットに座り、 
にゃーにゃー鳴いて家人に開けて貰っていたのね。 

 
90 : 2/2[sage] 投稿日:2010/08/11(水) 21:45:59 ID:XqwpKJJy0 [3/3回(PC)]
でも、それ同じ姿でも猫の姿はどこか現実味がなく、鳴く様に口を開いても声は聴こえない。 
私はもう涙と鼻水でえらい状態になりながら、ただ、 
「そうかぁ・・・・・・お前、逢いに来てくれたのかあ・・・・・・(´;ω;)」 
呟きながら、もっと近くで愛猫の顔を見たくて猫の傍に寄っていった。 

ここまでならただの「ちょっといい話」なんですけど。 

ところで、うちの実家の廊下は祖母が念を入れて掃除するせいか、とってもピカピカです。 
逢いに来てくれた可愛いぬこに気を取られてそんなこと忘れていた私は、 

          ズルベシャッ!! 

足許がすっかりお留守になっていて、うっかり玄関マットを踏ん付けてすべり、顔から転倒。 
鼻を押さえながら顔だけ上げると、我が愛猫の霊と思われるものは、 
ビックリ顔で、しっぽがぼーんと膨らんでました(;´Д`)驚かしてゴメン。 

その後すぐに転倒の音を聞きつけた家族がやってきて居間のドアが開くと、 
猫は居間の中に飛び込みながらスッと消えていきました。 

それ以来ヤツを見かける事はありませんでした。 

それにしても、あのビックリ顔ホンットいい顔してたなーと時折思い出しては笑いますw 
今度はいい飼い主になるから、生まれ変わったらまたウチの猫になってください。 
昔の分まで長生きさせてやるからなー!