411 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2010/09/01(水) 23:35:01 ID:2LIQFObpQ [3/4回(携帯)]
多分一瞬気絶したと思う。 
でも「まだ終わらんぞ…」って低い声と変な笑い声で気が付いた時、そいつの体はもう半分位俺の体に乗っていた。 
そいつの血と自分の汗が混ざってヌルヌルする様な気持ち悪い感触。 

その時突然、すげー勢いでお経を唱える声がした。 
泣きながら横目で爺ちゃんを見ると、怖い顔で聞いた事のないお経を正座し、こっちを向いてあげ続けてた。 
そしたらそいつが舌打ちしながら「クソガキが…」みたいな事をモゴモゴ言いながら、煙の渦に吸い込まれてった。 

その後はもう、爺ちゃんにしがみついて大泣き。 
泣き声を聞き付けてきた叔母さんに爺ちゃんは「怖い夢を見ただけだ」と言い、ごまかしてくれた。 

落ち着いてから爺ちゃんにあのお経はなに?って聞いたら「ジィにもわからん、勝手に口をついて出たけん、多分ご先祖様が助けてくれたんやろ」と。 

その後二人でアイスを食べながら庭の雑草を取ってたんだけど、何となく俺が掘り返した所から木の札が顔を出した。 
爺ちゃんを呼ぶと、血相を変えてこっちにやってきて 
全部掘り返すと、その何枚かの札には何か書いてあり大量の釘が打ってあった。 

「お前は見んでよか、触るな」と言い、裏の焼却炉の方へ持っていってしまった。 
後に何が書いてあったのか聞くと、子供への怨み事が沢山書かれていたらしい。

 
412 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2010/09/01(水) 23:39:28 ID:2LIQFObpQ [4/4回(携帯)]
小6の三学期、爺ちゃんが胃癌末期と知らされ、最期まで爺ちゃんにバレない様にしろと家族に言われたが(今思えば小学生に対して無茶ぶりだ) 
1人で毎日見舞いに行く度に俺が我慢出来ずに泣くもんだから、完全にバレてしまってた。 
というか、爺ちゃんは最初から自分が長くない事を分かってた気がする。 

「ジィがあっちに行く時はお前のいらん力を持ってくけん、ジィがおらんようなってもなーんも心配いらん」といつも優しく頭を撫でながら安心させる様に言ってくれていた。 

そして爺ちゃんが亡くなってから十数年、怪しい場所や人から線香や腐敗臭、頭痛はしても、それ以上のものは一切見えなくなった。 

ただ、結婚して子供もいる今、長男が幼かった頃の俺とソックリな行動をたまにしているのを見ると、先の事を考えて背筋が少し寒くなる。 

以上、長文申し訳ない。