370 :  ◆CSZ6G0yP9Q [sage] 投稿日:2010/09/15(水) 21:04:28 ID:bSOgDqeP0 [3/25回(PC)]
(その1)浪人時代に同じ予備校の人につきまとわれた。 
全く身に覚えがないのにヤツの頭の中でいつの間にか彼女にされたのだ。 
ヤツと高校時代に同級生だったA君がたまたま私の友人となり、同じ予備校にいた。 

ある日の授業でたまたま隣に座ったのが全ての始まりだったようだ 
(あの時オレ目当てで近寄ってきたんだ、とヤツはA君に話していた)。 
もちろん、ヤツとは喋ったこともなく、名前も顔も知らなかった。 
 
その数週間後、とある授業で見知らぬ男が私の隣に座ってきた。それがヤツだった。 
「ここ、座るよ」と妙に無表情で視線が泳いでいたので、顔を憶えてしまった。 
授業中、雨が降り出したら「傘、貸そうか」と突然話し掛けてきた(当然、聞こえない振りをしたが)。 
口調が妙に馴れ馴れしく、まるで既に知り合いのような「当然」といった態度が無気味で 
「浪人中に精神を病んだ人かな」と印象に残ったのだ。 
しかし、その後しばらくは何ごともなく過ごしていた。 
 
もちろん、ヤツとは話すことはおろか、見かけた覚えさえなかった。 
そんなある日、、、、。 

 
372 : ◆CSZ6G0yP9Q [sage] 投稿日:2010/09/15(水) 21:06:48 ID:bSOgDqeP0 [5/25回(PC)]
(その2)午前の授業が終わり、食堂へ行こうと教室の混み合った出口付近で立っていると、突然、 
すぐ前に立っていた男が振り返り、私に向かってこう言ったのだ。 
 
「今日は外で食べようか?」 
 
薄笑いを浮かべて、その男の視線は私の顔の真後ろ50cm辺りに向かっていた。 
私のすぐ後ろの人に話し掛けているのだ、と思って私も振り返った。 
後ろの人は、全く別の人とのおしゃべりに夢中だった。 
「一体誰に話し掛けてるんだ?」と思ったその時、 
 
「ね?XXさん」 
 
その男は私の名前を呼んだのだ。頭がパニックになった。 
知らないぞこんな男、でも、今の発言はまるでいつも一緒にお昼を食べているような、、、とぐるぐると頭の中で考えた。 
 
「あ、アイツだ!」以前もまるで知り合いみたいな口調で隣に座ってきたヤツだ。 
その瞬間、恐怖心から、全身の力が抜けていくのがわかったが気付かない振りをしてその場は去った。