279 : 雷鳥一号 ◆zE.wmw4nYQ [sage] 投稿日:2010/10/12(火) 19:17:43 ID:5lGlhe130 [1/3回(PC)]
知り合いの話。 

彼女の家は街外れにある。 
山からはかなり離れているのに、何故か山の動物がよく現れるのだという。 
それも決まって、死体で。 
状況からするとどう考えても、動物が庭に自分から入り込み、そしてそこで 
息絶えたとしか思えないのだそうだ。 

彼女は一度だけ、その現場を直接見たことがあるという。 
痩せた狐が垣根の間から入り込んできて、庭で腰を下ろした。 
そこは彼女の部屋の真前で、机に座っていた彼女と窓越しに目が合った。 

次の瞬間、パタリと倒れて動かなくなる。 
庭に出てみると、狐は既に死んでいた。 

「何でみんな、わざわざうちに死にに来るのよ!?」 
悲しそうな顔で彼女は嘆いていた。