194 : つづき[sage] 投稿日:2011/04/29(金) 03:30:58.10 ID:T9sUdZh60 [5/10回(PC)]
俺の番が来た。さしてネタもなかったので、つくり話でどこまで行けるか試すことにした。要約するとこうだ。 
「ずっと黙ってたんだが、実は俺は霊感があるんだ。といっても、見えるんじゃない。〔いるところ〕の近くに行くと、肌がピリピリするんだ。熱い温泉に入ったような感覚が、〔いる方向〕から包むようにやってくるんだよ。」 

なるべく具体的に、真実味を持って話す。幸いにも真剣な顔で、他の4人は聞いていた。 
「で、この部屋なんだが・・・多分、〔いる〕ぞ」 

言い終えるか否かのうちに、部屋の反対側から「ガシャーン」と大きな音がした。 
荻原が飛び上がる。柳原が「わっ!?」と野太い声を出す。安田は「おいおいおいおいwww」と笑っている。 
俺も、物音の大きさにビクっとしてしまった。内心焦ったが、慌ててドヤ顔で「な?」と付け足すのは忘れなかった。


196 : つづき[sage] 投稿日:2011/04/29(金) 03:32:58.59 ID:T9sUdZh60 [6/10回(PC)]
「ビビりすぎだろw」「何をう?」「もうやめようぜ」「なにいってんだバカ」 
ひとしきり話した後だろうか。俺は彼の表情が目につくというか、気になっていた。 
「大中、お前顔暗すぎだろ?w」 

……… 

「いいかげん寝るか。なぁ?」 
大中「さっきの話がホントならさ」 

「え?」 
大中「いや、俺もそーいうとこあるんだよ。実は。」 

まさかの切り替えしか?でも、冗談にも演技にも見えないのが怖かった。 

大中「俺さ、よく鼻血出すじゃん。」 
荻原「うん」



199 : つづき[sage] 投稿日:2011/04/29(金) 04:19:18.81 ID:T9sUdZh60 [7/10回(PC)]
さるさんにナイスディフェンスされてました 

大中「子供んときからなんだけど、よくいじり過ぎとか言うじゃん。俺はそういうの覚えが無いんだよね。で、医者に見てもらっても良く解らん、多分血管のせいでしょうっていうわけよ。」 
「でさ、〔鼻血の臭い〕ってのがあるんだよ。血なまぐさいような、トマトの缶詰が錆びたような」 
安田「どんな臭いだよ」 自分「わかるな」 
柳原「血ィでてんなら当たり前じゃね?」 
大中「でも違うんだよ。出る前に臭う。しかも、止まっても鼻ティッシュ詰めてもずーっとするんだよ。その臭い」 

自分「それが霊感?」 
大中「ばあちゃんが呼んできたイタコがそうにちげえねえって言ってた」 
荻原「イタコww」



200 : つづき[sage] 投稿日:2011/04/29(金) 04:32:24.93 ID:T9sUdZh60 [8/10回(PC)]
柳原「…全部そうなの?」 
大中「わからん。でも、怪しいとこはそうだな、けっこうあるな。来る時も、台風とかで〔ひとじに〕が出てるからティッシュ多めに持ってけって」 
荻原「飛行機関係ないじゃん」 
大中「いや、人につくから。いろんな人が来るじゃん、空港とか。」 
自分「まさか・・・w」 

大中「・・・だよなーw」 
「でもさ、この部屋はガチでレバー臭いっしょ?ww」 

結局、その場は大中が病気(笑)だということで決着した。(自分の話は完全に流れた)。 
でも「なぜ高校生がこんないいホテルに泊まれるのか」「あのベランダは格好のスポットかもしれない」など、今になって思うとちょっと怖い。 

皆さんもO村で宿探しの際はご注意下さいということで・・・ 
読んでくださった方ありがとう。長文・駄文失礼しました。