151 : 10[sage] 投稿日:2011/05/26(木) 19:51:47.33 ID:eyYw6u020 [10/19回(PC)]
たぶん大丈夫と思うけど、もし規制引っかかったらごめんなさい… 

>>146の続き 

テントに入り、少し落ち着いたので俺は昼間の事を3人に話した。 
するとAもBも同じ感覚を感じたらしい。 
要するに4人とも背後に誰かいるような、そんな気配を感じていたのだった。 
暫らくの沈黙のあと、Cが 

「ここなんかやばくないか?車近いし、ひとまず荷物は昼間になったら取りに戻る 
 として、車でふもとまで下りないか?」 

Aも 

「その方がいいかもな…あの建物なんかヤバイ場所だったのかも…」 

と、普段は結構強気なAとは思えない口調で言い出した。 
BもやはりAやCと同意見のようで、どうせ荷物が盗まれるような事は無い 
だろうし、ひとまず車まで行く事にしようと決まった。 
その時、外で風が吹いて木々がザワザワと鳴り出した。 

そして、そのザワザワという音に混じって何かが聞こえてきた。 
耳をすますと、良く聞き取れないが風に乗って人の声のようなものが 
聞こえてきた。 
何か歌ってるような、そんな声だった。 

本格的になんかヤバイ。 
俺はその時そう感じた。 
俺達は意を決してテントの外に出た。 
そして、早足に車へと向かった。 
続く

 
154 : 11[sage] 投稿日:2011/05/26(木) 20:01:04.81 ID:eyYw6u020 [11/19回(PC)]
>>151の続き 

その時、Bが車の方向に何かを見たらしい、らしいというのは、俺達には 
何も見えなかったからだ。 
Bは突然立ち止まりガタガタ震えながら進行方向を指差すと 

「うわああああああああああああああああああああああ」 

と叫びながら車とは逆方向、川の方へと走って行ってしまった。 
俺達は「おいB待てって、ちょっと止まれ!」と言いながらBの後を追った。 
Bはそのまま川を越えると、さっきの砂利道を建物とは反対方向へと走って 
行く。 
とにかくわけも解らずBを追いかけた。 

暫らく走っていると、Bは一瞬立ち止まると90度方向をかえ、道ではない 
場所を沢の方へと下りて行ってしまった。 
俺たち3人もその後を追う。 

暫らく懐中電灯を照らしながら道では無い場所を走っていると、俺は脚を踏み外し 
窪みの様になっている場所に落ちてしまった。 
背中を地面にぶつけて暫少しの間呼吸ができず、うめきながら起き上がると、遠くに 
Bを呼ぶAとCの声がする、どうやら俺が落ちた事に気付いておらずそのまま 
進んでしまっているようだ。 

続く


 
155 : 12[sage] 投稿日:2011/05/26(木) 20:01:51.74 ID:eyYw6u020 [12/19回(PC)]
>>154の続き 

俺は手足を動かしてみた。 
怪我はしていないようで、背中をぶつけた痛み以外に痛い場所は無い。 
その間にAとCの声も聞こえなくなってしまった。 
とにかく上に上がらないと、そう思った俺が窪みを登ると、また背後に気配を 
感じた。 
恐る恐る後ろを振り向き懐中電灯を照らした。 

何もいない… 

なんとなくホッとした、よたよたと歩きながらとりあえずB達が駆け下りて 
行った沢の方へと歩き出した。 
沢に下りると皆を探さないとと思い 

「おーい、A、B、Cいるかーーーーーーーー!」 

と大声で叫んでみた。 
が、反応はない。 
するとまた背後に気配を感じる… 
そして、今度はそれだけではなかった。 
風の乗って、さっきキャンプ地で聞いたのと同じ、何かが歌っているような声が 
また聞こえてきた。 
そして、まだ内容はよく解らないが、さっよりも近くはっきりと聞こえるように 
なってきている。 

続く