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516 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2011/08/19(金) 01:30:54.98 ID:q4+ZMiaE0 [1/7回(PC)]

母方の祖母と母に聞いた話をいくつか、なんとなく思い出したので。 
ちなみに私は四国出身です。 
特に落ちはないし怖くない話ばかりですがすみませんw 



・おつかいへび 
昔から古くて大きい家にはおつかいへびと呼ばれる屋敷蛇?が住み着いてたりするそう。 
その蛇は家に幸福をもたらす神様のような存在で、人に危害を加えることもなくこっそりと隠れて屋敷に潜んでいて、追い出すと家は没落するという。 

祖母は10人兄弟の長女で、里は山の中のそこそこの旧家だったらしい。 
下の妹は実家にほど近い所へ嫁に行ったのだが、その隣の家が古くからの地主か何かの金持ちだった。 
大きな石垣で屋敷をぐるり囲んでいて、石垣一つ一つにあやめ?か何かの絵を刻んであるような家も凝った作りの由緒正しい所。 
そこにはおつかいへびがいると近所でも有名だった。 
でもその家の娘と女中がお使い蛇様を棒でたたいたり蹴ったりして追い出した。 
すると娘と女中は蛇を叩いた腕と蹴った足をちんばを引く(方言?意味は手足が動かなくなった?手足をひきずる?)ようになったらしい。 

続く→


517 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2011/08/19(金) 01:31:36.46 ID:q4+ZMiaE0 [2/7回(PC)]
祖母は結婚で町のほうに降りたが、嫁ぎ先も地元ではそこそこ名の知られた古くて大きい家。 
祖母の嫁ぎ先の隣の家も昔からある大きな家だったらしいが、ある日そこから蛇が隣の家と祖母の家を行ったり来たりしているのを母が見たらしい。 
そのことは祖母の家の近所の人も見たと言っていた。 
母が言うには大蛇みたいな大きい蛇ではなかったが、子供ではなかった。黒っぽくもなく色素の薄い感じだが白蛇ともたぶん違ったそう。でも普通の蛇とは違う感じがしたらしい。 
隣家は学校などに楽器をおろしたりして手広く楽器販売事業をやっていたのだが、その後大きかった楽器店も潰れお屋敷も今は売りに出ている。 
祖母の家は昔は土間で、床が土なので外から蛇も入って来れて、母が小さい頃には春になるとよく蛇の子供が2,3匹玄関から入ってきていたという。 
トイレも昔は一回外に出て周り廊下を通って行くようになっていたらしいが、大きい蛇が廊下の途中に落ちてきて2,3日じっとしたままでそのうちいなくなってたりとか。 
祖母の家には門と納屋(米蔵?)と馬小屋が一体になったような、建物のような巨大な門のようななんとも形容し難いのだが、まあそんな門とそれとは別に蔵も二つあったが、家の建て直しの際に蔵は取り壊し、今は門だけ建物ごと移動させてある。 
で、門移動の時に瓦を吹きなおしたらしいが、その時に職人が瓦をはぐとそこに大人の太ももほどの太さの大きな蛇がいて血相変えて言ってきたという。 
母には兄がいて、今も祖母と暮らしているが、私の小さいころにはよくその門の納屋で子供の蛇が出たと言っていた。 
一回だけ納屋に大きな蛇が出て大騒ぎになったのも覚えている。 
でも今は蛇がでたという話は聞かないし、私もちょくちょく祖母の家へ行くが見たこともない。 
どっかにいってしまったのかなあ…。 



518 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2011/08/19(金) 01:32:00.00 ID:q4+ZMiaE0 [3/7回(PC)]

・たぬきに化かされた 
祖母の親戚の話。 
祖母の田舎は山の方なのだが、閉鎖的な田舎の例にもれず近所に親戚連中が寄り集まっている。 
で親戚の家によその土地から嫁さんを貰ったのだが、ある日嫁さんの父親が銭湯に行くと言って出て行ったきり帰ってこなくなった。 
嫁さんの実家は祖母の田舎から大分離れた土地だったが、新宅の嫁さんの父親がいなくなったということで、親戚一同を動員して父親を捜しまわったらしい。 
すると一日捜しまわって嫁さんが親戚の家に帰ると玄関先に座り込んだ父親の姿が。 
着物の懐にはいっぱい葉っぱが入っていてきょとんとしていたという。 
山には結構たぬきに化かされたとか狐に化かされたとかいう話があるから、すぐに親戚が近所の霊感があるという人を連れてきてお祓いしてもらったそうだ。 
案の定、お祓いしてくれた人が言うにはたぬきに化かされたのだそう。 
祖母の田舎にはお狐さんがついてくるとかタヌキが石投げてくるとかいう寺やら神社やらが結構あるからどこかで目を付けられたのか。 
嫁さんの実家から祖母の田舎の山までかなりな距離があるから人の足でくるのは大変なはずだけども、当人に記憶はないし、道中の父親の姿を見かけた人もいなかったらしい。 
あとなんか祖母の田舎の近所の人で、普段は普通なのにある日「うまいうまいまんじゅうじゃ」と牛の糞をむしゃむしゃ食べてたことがあったとか。なんかたまにそういうことあるらしい。 

・狐の嫁入り 
祖母の祖父(なんて言うんだっけ…)はたまに夜になるとお狐さんの嫁入りしよるよと言っていたらしい。 
昔は電灯もなくて、山の田舎の祖母の家の近所ももちろん真っ暗で、なのに転々とぼんぼりのような明りが行列みたいに長く連なっているのが見える時があったと。 
もちろん祭りもやってないし、近所の家も離れた間隔でぽつりぽつりあるだけで夜道をぞろぞろ歩くほどの人も当時住んでいなかった。 
狐の嫁入りっていうと自分はお天気雨?のことを思うのだが、祖母の所は夜見える明かりの行列のことを狐の嫁入りと言うみたい。 
まあそれだけの話なんですけどw 



519 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2011/08/19(金) 01:32:23.36 ID:q4+ZMiaE0 [4/7回(PC)]

・無縁仏さん 
今はどうなのか知らないが、昔は乞食や浮浪者が死んでしまうと、ここからここまでの土地で死んだら●●地区が供養する、とかいう線引きと決まりがあったらしい。 
祖母の兄の子供が2歳ぐらいで亡くなってしまい、祖母の父(私の曾お爺さん)が近所の墓地で草がボウボウに生えて余っていた土地をその子に分けてくれと頼んだ。 
で、掃除自分でしてくれるならいいよってことで曾爺さんは喜んでそこを掃除した。 
けどそれから何日か経って、曾お爺さんは病気になって入院したらしい。 
祖母と家族が交代で看病をしていたらしいが、ある日祖母が看病しているときに曾爺さんがベッドに自分を座らせろと言った。 
それで祖母はなんとか体を抱き上げてベッドに座らせてやると、曾爺さんは足をぶらぶらさせながらこう怒鳴った。 
「先生さま!なんでわしがこんな知らん人見ないかんのや!」 
「背中におぶってきて困る!」 
先生さまっていうのは曾お爺さんが警察をそう呼んでいたらしいんだけど…とりあえず曾爺さんに何か憑いてると祖母は思って妹と観音様に拝んでもらいに行った。 
それだけでは不安って言うんで、祖母の嫁ぎ先の近くにも有名な祓い師がいたらしくて、そこにも言ったら、どうも曾爺さんが墓に買った土地が無縁仏さんをまつっていた所らしくて、先にそこにおった人が怒っとると。 
でも自分より格が上のものがお爺さんについてるから、元通りにしとけば大丈夫だと言われたらしい。 
先に観音様に拝みに行ったからついていてくれたんだろうかと祖母は言っていた。 
まあ祓い師さんしっかり米二俵請求したらしいけどもw 
でもそのせいかどうかはわからないけど曾爺さんは病気で亡くなってしまった。 



520 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2011/08/19(金) 01:32:51.73 ID:q4+ZMiaE0 [5/7回(PC)]

・犬神憑きの家 
母が祖母の田舎にいった時の話。 
祖母の田舎には犬神憑きやけんあそのこの家には近寄ったらいかんよと倦厭されてる家があったらしい。 
村八分?のような感じで、近所には遠巻きにされていて、あそこの隣の道は歩いたらいかんとかいろいろ言われていたそうだ。 
母が子供のころ、祖母について祖母の田舎に遊びに来た時に、「犬見せてあげるけん遊びにおいで」とそこの家のおばさんに呼ばれた。 
母は子供だったので、そこがそういう家だと知らずに犬に釣られてその家に行った。 
ちょうど田植えごろで、大人たちは皆田植えの手伝いで忙しく、誰も気づかなかったらしい。 
で母がその家に入ると、押し入れの引き出しの中に段ボールがいれてあって、その中に子犬が5匹ほどいた。 
なんで押し入れ?と思いながらも母は普通に「かわいいやろー」とか言いあいながら犬を見ていたらしいが、そのうち祖母の呼ぶ声がして普通に家を出て行った。 
家に帰ると祖母にすごい勢いで怒られ、「…犬おった?」と聞かれた。 
「うん、おったよー」と母が答えると祖母は「やっぱりおるんやあ…」と口ごもったらしい。 
それからは母は一度もその家の人と口を聞くこともなく、会うこともなかったらしいが、でも今もその家は祖母の田舎にある。 
母が通してもらえたのはこたつと押し入れのある居間のような部屋だけで、他の部屋は絶対見せて貰えなかったとか。 
でも犬神つきってよく聞くけどなんなんだろwいまだによく知らないんですがw 
とりあえずなんか地元では嫌われてることは確かなんだけど…。