302 : 本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2012/04/29(日) 23:33:17.26 ID:hQSX32qk0 [1/1回(PC)]
友達から聞いた話。 
彼には、十数年の付き合いのあった鉄オタがいたそうだ。 
鉄オタ氏は、ちょくちょく三脚やでかいカメラ、寝袋を愛車のワンボックスカーに積んでは、 
車両のラストランや、駅の廃止や廃線イベントに参加しているのだという。 
その日も古い電車の車輌が引退(廃車)になるラストランだとかで、写真を撮るため、 
某駅に愛車で乗り付けた。 
目論見通り良い場所を確保して、目的の車輌が入線してくる姿をファインダーに捉え、 
シャッターを押したその瞬間、ホームから初老の男性が何の前触れもなく線路に飛び 
込んでしまったのだという。 
彼の写真は、男性の亡くなる瞬間が克明に捉えられていた。 
友達が見せて貰った写真は、線路の下から何本もの白くて細長い、腕の様なもの 
が伸びて、男性を引きずりこんでいるようにも見えたそうだ。 
気持ち悪いとか縁起が悪い、或いは決定的瞬間としてマスコミに売ったり、或いは男性の 
死を悼み消すのならまだしも、件の鉄オタ氏は、折角の俺の写真を汚しやがってと怒り狂った 
のだそうだ。その姿を見て、友達は鉄オタ氏と距離を置く決意をしたのだという。 

この話をした後、友人は私に向かってこう言って締めくくった。 
あの男性は白い手に呼ばれただけで、殺したのは鉄オタ共じゃないかな。 
あいつら、鉄道が死ぬ瞬間、葬式会場には何処からともなく集まってくるけど、普段は車に 
乗って切符を買った事って無いんだぜ。本当の死神は、蒼の白い手じゃなくて鉄オタの方だよ。