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幽霊が出ると評判の廃病院があって、そこに肝試しに行くという定番の話なんだけど、 
何を思ったかそいつは夜中の2時にふと目が覚めたという理由で一人で行っちゃった。 

その時点で何か行動がおかしいんだけど、 
とりあえず病院を探検して別に幽霊なんていないなあと満足して帰ろうとしたらしい。 
そしたら最後になんか変な部屋(雰囲気が変なのか、部屋自体が変なのか不明)があったらしく、 
そこに足を踏み入れようとしたらしい。 
しかし、その部屋に一歩足を踏み入れた瞬間、異様な感覚が頭を走りぬけ、とっさに足を部屋から出したとのこと。 

そんなはずないと、もう一度足を入れるとやはり頭に衝撃が走る。 
その感覚を無視して無理矢理そこに入って行くと衝撃から激しい頭痛になり、 
最後には気を失いそうになったので慌ててその廃病院を逃げ出したとのこと。 

そのことがあったせいではないとは思うが、 
その後そいつの言動は少しずつ、だが確実におかしくなっていった。 

数年後には完全に音信不通になって、そいつの家族に聞いても何しているか教えてくれない。 
自殺したとも、精神病院に行ったとも言われてるが定かでない。 
俺にとっては幻聴や被害妄想を俺に何度も相談してきたのがそいつとの最後の記憶だ。 

ただ、後から振り返って思うと、その肝試しがそいつのターニングポイントだったと思う。

それが原因だとかそう簡単に割り切れないんだ。 
一応といったのは、その肝試しがそいつの自己申告以外ないから。 
ただ、ウソをついて人をからかうって奴でもなかったので、 
多分本当に夜中の一人肝試しはやってるんだろうと思っている。 

その肝試しの辺りからおかしくなっていったと俺自身は感じているが、 
夜中に突然起きて廃病院に一人肝試しに行くってのも、 
すでにおかしい行動なので俺が感じる以前からおかしくなり始めていたのかもしれない。 

完全に精神がおかしいと思えるようになったのもそこから更に数年経っているし。 

このスレで言うことではないかもしれないが、たかが若者が興味本位で肝試しに行ったぐらいで、 
その後の人生がおかしくなる(少なくとも知人関係は誰もそいつの消息を知らない) 

そんな凶悪な何かが俺の地元にあった(廃病院は解体されて跡形もない)とは思いたくないんだ。