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私が中学生の時、学校祭の打ち上げ兼優勝祝いで、お泊り会をしました。 
クラス全員参加で担任が仕切っていました。 
その日は夜の体育館でサスペリアを鑑賞した後、校内肝試しを行いました。

何か見たとか言う人も居ましたが、私は全く感じないのでただ聞いているだけでしたが; 
それから就寝時刻になったので、寝袋に潜ってぐっすり眠っていたのですが…
眠っている私を誰かが起こそうとしていたんです。でも、私の名前を呼ばないし、声も変…。 
寝起きが悪い人間は恥ずかしい; 私は酷く不機嫌に「なんだよ!?」と訊きました。

しかし返ってきたのは泣き声で「笑いたくないのに笑っちゃうの…フフフ」という理解不能なもの。 

漸く目を開けると、いつも何故か隣にいる嫌いな友人Nさんが体育座りで泣きながら

「笑いたくないのに笑っちゃうの…」を繰り返して、私を揺さ振っていたのです。 

因みに時間は夜中の二時過ぎでした。

Nさんは次第に声を大きくしながら同じことを何度も言っていました。

そのせいで、クラスの人達も段々と起きてしまい、担任や友人が宥めても良くなることはありません。 

泣き止まないためか疲れているらしく、Nさんが衰弱してきたようなので一旦保健室まで連れていくことになりました。
 
クラスの騒ぎたい連中が集まったのですが、Nさんの状態が深刻に思えたらしい担任が人払いをしました。

付き添いだった私も戻って寝ようと思ったら、担任に引き止められました。

何故だかオカルト好きなせいで塩持ってそうだと思われたようで、保健室に残されました。

実際、神棚に捧げた塩を持たされていたのですが。 

でも霊感もないのに対処も何もないので、寝不足の恨みを込めて「Nさん、しっかりしなきゃ駄目だ!」と言って思い切り背中を叩きました。

その後、気休めになるならと塩をぶっかけて「もう知らんです」と言って寝ました。 

週明けに登校するとNさんは普通で、笑いたくないのに笑っちゃうことは全く憶えておらず、
高校に上がってからもあの日の事が思い出される事はありませんでした。