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この間昼間に買い物に出て歩行者天国の大通りを歩いていると 
親方らしいスーツの人を先頭に十数人の相撲取りがこちらに向かって 
浴衣でぞろぞろと歩いてきました 
相撲取りといっても、ほとんどが幕下以下の取的のようです 


みんな道をよけているので私もそうしようとしたら 
親方が私の顔を見て 「あんたいけねえ いけねえよ」と言いました 
そして「お前ら囲め」と相撲取りの集団に声をかけ 
私は相撲取りの輪の中に入ってしまっていました 

私が驚いているのにかまわず 
親方は「お前ら甚句だ 唄え」と言って相撲甚句が始まりました 
そして最後のところで「お前ら 踏め踏め」と親方が叫んで 
相撲取りたちは輪をせばめて私の近くまでくると 
「ドスコイ、ドスコイ」と私の立っているそばの地面をみなで踏みしめます 

その後親方が私を店のアーケードの下に引っ張っていき 
「あんた、あぶねえとこだった 俺ァ見えるんだけど、あんた亡霊の女を引きずってたよ」 
「だがうちの若いもんに踏ませたからまず大丈夫だろ」と言うので 
私はわけがわからないながらもお礼を言ったら 
「いいってことよ うちの部屋を応援してくれ」 
そう言って相撲取りを引き連れて去っていきました