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叔母が霊能力者みたいな新興宗教みたいなのにハマってた 
その娘(俺からすればイトコ)はちょうどアジア系のファッションにハマってた。 
イトコはネットショップで現地買い付けのちょっと汚い鈴とか古銭とかを買って自分でアクセサリー作ったりもしてたんだけど、 
ある日叔母の宗教上の上司みたいなのが家に来て、その時たまたまイトコと鉢合わせてしまい 
前々から宗教に入れたい叔母と喧嘩が絶えなかったイトコを説教。二人がかりでなんとか説得して入信させようとしてきた。

俺はそれをイトコの部屋から声だけ聞いてたんだけど、突然宗教上司が金切り声上げてなんかドタバタしだした。 

止めに行こうかと思ってたらイトコが「ネックレスとブレスちぎられた」と手にバラバラのパーツ持って戻ってきて、その後ろから叔母と上司もブツブツ唱えながら登場。 

上司が持ち前の霊能力()を大発揮して「現地で死んだ農家の怨念が古銭に宿ってる」だの「その鈴は仏具をバラしたもの、恐ろしいことになる」だのと喚いている。 

あんまりにもしつこいんでイトコも俺も怖くなってそのバラバラのアクセサリー一式を預けてその場は逃げた。 
叔母たちはそれをちっちゃい仏壇みたいなとこにおいてお香みたいな形の盛り塩で囲んでまたブツブツやってた。 

その霊能力がホントだったのかどうなのかはわからんのだけど、その後イトコから「盛り塩が腐ってるっぽい」と連絡があり、行ってみると確かに塩がベシャベシャで半分黒緑の液体になってる。 

まあそれだけだったら「ハイハイパフォーマンスパフォーマンス」で笑ってたんだけど、立て続けにアクセを持ち帰った宗教上司の足が腐ったり、塩が腐り続けたり、叔母の足が腐ったり、地元の巫女呼んで見てもらったら「外人の呪いが~」と同じようなことを言われた上に手に負えんと門前払いされたりして、さすがのイトコもビビってエスニック系の服装は止めた。 

その後叔母は「とんでもないものを連れてきてくれたな」と宗教を破門され、宗教上司は(+なぜか下っ端?一人も)結局死んだらしいんだけど 
当のイトコ本人は「自称霊能力団体VS外人の呪いだと外人の圧勝だったね」とか軽口叩くくらいピンピンしてるのが謎だった。