KAI427037_TP_V

5つ目のドアの前に立ったが全く何も感じない。 
5つ目も一応見てみたが特になにもなかった。 

んで最後に「せっかくだしこっちの家も見ていこうぜー」ってことで
隣の一軒家も見ていくことになった。 
玄関ドアは外されて、一応入れないようにと玄関にかいしてドアを横にした状態で置いてあった。 

外から見ても家の中は真っ暗で全然わからなくて吸い込まれそうな感じがした。 
正直すごく怖かった。 
でもみんないるし俺も怖さより興味が勝っていたんだと思う 
これ荒したら何かの祟りがあるんじゃないだろうか…このドアは封印になっているのではないか…パニックになりかけた俺はおもむろに家に近づくと 

そのドアをブン投げた

ドアは舞い、ドゴスッという音と共に雑草の中に落ちた。 
人間パニックになると何をやりだすかわからなくなる瞬間である 
(あ…やべえええええ!!やっちまった!!!)なんて思っていると先輩がズカズカと中へ入っていった。 
同級生と後輩が入って俺も中に入る 

入るとすぐにリビングルームがあり、家具もない広い空間の中にガラスが散らばっていた。 



「うわああああああああああああああああああああああああ!!」 



先輩がいきなり叫んで家を飛び出していった 

「え?え?」 

俺、後輩、同級生は何が起きたかわからず慌てて家を出ようとする。 
すると 


ガシッ 


「えっ…?」 

何かに掴まれた。

…と思ったら剥がれた部屋の壁のベニヤ板が俺の左腕に引っかかっていた。 
「なんじゃ!!!破ァッ!!!」 
と力を入れるとベリバギャッッッ!とベニヤが折れて何とか脱出。 

そこで外に出た俺たちに先輩が一言 

「びっくりした?ww」 

この時は正直言って殺意芽生えたね。 
「は?殺すぞこのクソガキ」って感じだった。 
マジでベニヤ怖かった。

「ま、帰るか」ってことで車に戻り後部座席に同級生と後輩をのせ、俺と先輩が乗ろうとしたときそれは起こった。 



バタバタバタバタンッッッ!!!!!!!! 



俺「…!!??!??!?!??」 



ものすごい勢いで、しかも連続でドアが閉まる音がした 
音から察するに内側の木製のドア… 

今日は無風だ 
風で閉まるとは考えにくい、しかも全部同時に

俺「…!!??!??!?!??」 



ものすごい勢いで、しかも連続でドアが閉まる音がした 
音から察するに内側の木製のドア… 

今日は無風だ 
風で閉まるとは考えにくい、しかも全部同時に 


俺「せ、先輩…聞きました…?」 

驚いて目を見開いたまま無言で頷く先輩 

俺たちはマッハで車に乗り込み、ものすごい勢いでその場をあとにした。 
もうちんこ縮み上がって小便ちびりそうになった 

帰りの車の中は「うわぁーやべえやべえやべえ!!!」とか「ついてきてないかおい!」とか「ドッ、ドドッドアが…!」そんなこと言ってた気がする。

次の日の早朝 

先輩から電話が来た 

先輩「なぁ、念のため確認しにいかないか…?」 

俺「え…あそこにですか…?」 

先輩「本当にドアが閉じたのかどうかさ」 

俺「んー、明るいしいって見ましょうか…」 

ってなわけでもう一度廃ホテルに行くことになった

先輩が車で迎えに来てくれて、20分くらい走らせるとまたあの建物が見えてきた。 

俺「うわー、明るいのに怖いですねここ……あれ?」 

ここで俺は違和感を感じた。 
なんだろう… 


俺「あ……あ……」 


気づいてしまった 

俺「せ、せせせ先輩…」 




俺「昨日の夜俺がブン投げたドアが元に戻ってます…」

洒落にならないくらい怖い話しではないかもしれないけど、マジで小便出そうになった 
いま思い出してもブルッとくる 

もちろん車を止めずにそのまま走り去りましたよ笑 

4番目の部屋に入ってたらどうなっていたんだろうなーと今でも考えるときがある。