KAI427015_TP_V

俺はずっと苦笑いしてたんだけど、A子の表情見ると真っ青になって真顔でB子を見つめてた。 
この瞬間、「あ、これマジなパターンだ。アカンやつや」と思った。 
とりあえずここから出ないと。俺はひっぱられてる左手でそのままB子の右腕をつかんで無理矢理立たせた。 

B子「いやぁぁ!いきたくない!そっちいきたくない!!!いるから!あぁぁぁああああ!!!」 
俺「T男!!ふざけんの止めて手ぇかせ!!」 
T男「え?どういう状況?」 
俺「お前B子の左腕もて!ひきずってくぞ!」 

B子は足を突っ張って抵抗したけど、男二人の力で無理矢理出口に歩いてく。 

俺「ほら!腕くんでっから!!怖くないから!」 
B子「あ!きた!きたぁぁぁぁぁ!!」 

B子「ゔあっ・・・」 

B子は白目を向くと、顔を上に向けて気を失った。 
俺たちは急いでB子をひきずって学校から出た。

学校からでると、泣いてはいるが、B子は正気を取り戻した。 

B子「怖かった・・・本当にいたんだもん・・・」 

俺・T男「ゼェ、ゼェ・・・」 

とにかく帰ろう。誰からともなく俺たちは無言でB子の家に向って歩き出した。 
もう大丈夫だ。 
安心すると、最後尾の俺の後ろから足音が聞こえた。もしかして、ついて来た・・・? 

(ざっ・・・ざっ・・・ざっ・・・) 

絶対に振り向いちゃ駄目だ。そう直感すると、あろう事かB子が振り向こうとしていた。 

俺「振り向くな。」 
B子(ホラー映画の様にゆっくり顔を後ろにまわそうとする) 
俺「振り向くなってっつってんだろ!!!!」 

女の子に怒鳴ったことなんてなかったけど、思わず怒鳴るとB子は振り向きかけていた首を急いで前に向きなおした。 
B子家についてから詳しく聞くと、B子をひきずってる時に、子供の霊がB子に向ってきたらしい。そしてB子と重なった瞬間、一瞬意識がとんだのだ。と。 

一通り話を聞くと皆一斉に睡魔が襲ってきたようで、B子の部屋で雑魚寝して朝を迎えた。 
すると誰かに見られている気配で俺だけ目が覚めてさ。3時間くらいしか寝ていないのに。 
その瞬間、B子の家に 
「ドォン!!ドォン!!」 
ってすごい音が響いて。本当にすごい力で壁をぶっ叩いてるような音。なのに皆起きない。 

俺は怖くなって布団に頭を突っ込んで指で耳栓して無理矢理寝た。 
昼くらいに起きると皆おきてて、凄い音はやんでいた。あの音は何だったんだろう?

んでまぁこれで終わりじゃないんだ。次の日もあろうことか、アホな俺たちは昨日の肝試しの件で盛り上がってしまい、 
幽霊がでるっていうカラオケ店に行く事にした。まぁ若気のいたりといいますか。 

んで受付をすませて、誰も客がいないのに幽霊がでる部屋にドンピシャで通された。 
受付の人狙ったんじゃないかって思ったね。 

とりあえず普通にカラオケしてると、噂通りにまず電球がチカチカしだした。 

「本当にチカチカするんだね・・・」と皆一斉に暗い顔になりつつ、料金分は歌いたいという気持ちがあったからとりあえず無理矢理カラオケを楽しんでいた。

するとT男とB子が同じタイミングで一斉にビックリした顔でのけぞった。 
打ち合わせしたんじゃないか?って疑いたくなる様に同じタイミングで。 

T男・B子「っ!!!!!!!」 
俺・A子「・・・えっ?」 

T男「え!?Bちゃん、今のそう?うわ俺初めて見たわ・・・」 
B子「うん・・・今いたね・・・」 
どうやら黒い影が部屋の窓から「にょきっ」って感じで一瞬除いたらしい。 

それからというもの、俺が歌ってる時とか、曲選んでるときとか、B子はずっと俺の後ろを真顔で見てた。正直勘弁してほしかった。 

俺「あのさ、なんかいんの?」 
B子「なんでもない。」 

ずっとこの調子で見てきた。カラオケ終わってからB子に再度確認すると、 
俺のうしろにずっと黒い影が立っていて気になっていたとの事。

そのことがショックだったせいなのか、幽霊のいたずらかは分からないけど、車にみんなを乗せ、カラオケから出た直後の信号で 
赤信号なのに・・・気がつくと俺は無意識に普通に右折しようとしてアクセル全開で突っ込んでいた。 

クラクションをならされて我にかえって、思いっきりブレーキを踏んだ。 

ぶつかりそうになった車の兄ちゃんに「気いつけろやボケが!!」って怒鳴られた。 

その後は何事もなく、皆家まで送り届ける事ができた。本当に事故らなくてよかった。 
今は呪われたなんて事もなく、皆普通にすごしています。B子はメンヘラのままだけど。 

事実をそのまま書いたからオチがなくて申し訳ない。 

霊感のあるメンヘラとはあまり遊びたくないなぁと思うきっかけになった俺の恐怖体験です。 
霊感のああるやつがおかしくなるとシャレにならない。どうしていいか分からないし。