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戦艦大和に次いで有名な戦艦、武蔵をご存じだろうか。
アメリカの公式記録によれば、武蔵はフィリピンのシブヤン海にて魚雷20本以上、
命中弾17発以上、至近弾20発以上を受け沈没したとされている。しかしそれだけの攻撃を受け、
沈没するのに4時間45分以上もかかった戦艦は他にはない。

防御力が長けていただけではなく、気密性の高い作りで沈みにくかったとされている。

武蔵の不思議なところはそれだけではない。

多数の攻撃を受け、全く反撃できなくなったのをアメリカ海兵らは見届け、
そのうち沈むだろうと皆休憩に入ってしまった。休憩を終え武蔵をみてみるとすでにそこには姿がない。
もう沈んでしまったのかと見張りに聞くが、見張りもちゃんとみていなかったため結局沈むところを誰もみていない。
しかし、航行不能に陥った艦が逃げ出せるはずもないので、沈没と記録された。

ところが、それから数十年たったあと武蔵の調査を行うため最新機器を用いた海底探索を行ったが、
武蔵は見つからなかった。

それ以来、武蔵についてはこんな噂が出るようになった。
武蔵は沈没の際、浸水しなかった区画が多くあったので、
浮力と自重が釣り合った状態で沈底することなく海流に乗っていまだに水中を動き続けていると。

実際、太平洋を行き来する船の乗組員を中心に海底を進む巨大な黒い影の目撃情報も多数あるらしい。

今この瞬間にも、武蔵は暗い海底を行軍し続けているのかもしれない。