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「ミイラ取りがミイラになる」という諺があるが、 
このミイラ取りというのは、考古学者では無くミイラを取りそれを売る業者のことである。 

ミイラはどうなるのかというと、見世物小屋など飾られり「ミイラの解体ショー」などで切り刻まれ、 
最終的には粉末にして薬として売られた。 

産業革命以後は、薬としてのミイラの利用が減少するが今度は燃料として注目される。 

蒸気機関車の燃料として一般人ものを含めた大量のミイラが使用された。 
防腐剤として松ヤニなどが染込んだミイラは、十分に石炭の代わりになったのだ。 

「このミイラは燃えが悪い。貴族のミイラをもってこい」 

貴族のミイラには松ヤニなどが、ふんだんに使われていたのでよく燃えたのだという。 

石炭が安価になると、ミイラの価格も下がりやがて取引は無くなったのだが、 
今度はオカルトとして注目される。1970年代にはニューヨークで、 
「本物のミイラの粉末」が一オンスあたり40ドルという高値で取引されていた。