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日本最大の湖である琵琶湖は海の潮流にも似た 
水理現象という水の流れが存在している。 
そして水難事故もまた多く発生している。 

琵琶湖では、そういった水難事故の水死体が、 
上がってこない事がしばしばあるという。 

一つは淡水であるために浮力が得られず、 
一旦、水理現象で温度が低い湖底の方に流されてしまうと、 
中々腐敗が進まないために、腐敗で浮き上がる事もないまま 
水の流れに漂うのだという。 
実は、この死体を目撃したダイバーは数多くおり、 
その話では、丁度、浮力の加減で漂う死体が直立した状態となっており、 
視界の悪いもやの中から、すっと姿を現したかと思うと 
まるで幽霊の様に漂って近づいてきて、 
一瞬、自分が湖底にいるという事を忘れてしまうのだという。 

不思議なことに、どのダイバーも、 
陸に連れて帰ろうと遺体に手を伸ばそうとするのだが、 
その途端、遺体は人との関わりを拒絶するかのように、 
また、スっと、もやの中に消えていってしまうのだという。