心霊-都市伝説ナビ-

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    恐怖体験

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    この頃の僕の日課というと、ゴミ焼却炉のあるあたりで、人知れずおばけなんてないさを歌うこと。 

    なんか、振り返るとあのアパートでの日々のほうが、一年二年と過ごした学生生活よりもよくってね。 

    サンドバッグだった頃は、あえて思い出さないようにしてたけど、事態が解決して気が緩むと、ほんと懐かしくて。 

    すっごく懐かしくて、福の神様にとどけといわんばかりに歌ってた。 

    ある日、気がつくと三階の窓から誰か見てるのがみえた。顔をあげる頃にはいなくなった。 

    それから、時折、視線を感じるようになった。なんだかなあと思いつつ、でもほかにこういう歌を歌える場所もなかったので諦めてた。 

    しばらくして、視聴覚室での練習日に、見覚えのあるようなないようなってかんじの部外の女子がきた。 

    この時の僕は、招待されたJazzセッションのために、Autumn Leavesの練習してたはず。 

    これ、Jazz男性ボーカル曲の定番のなかでは、とびきりボーカルの難易度高い。 

    歌いながら、あ、なんかきたなと思ってチラ見してたら、行儀よく腰掛けた後でうっとりしていくのが見えた。 

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    デビューこそできなかったけど、とにかく鍛えてもらえた。 

    実家にいると、ついついたらふく食べてデブってしまうのも改善されたね。 

    上京したとき確か103kgくらいあった体が、68kgくらいになって、驚くほど筋肉質なイケメンに化けた。 

    里帰りした時、母からこんなのうちの子じゃありませんとか冗談めかして言われたなあ。 

    ひょっとしたら最初のファンもあの時にできたのかもしれない。案外おばけなんてないさが気に入ってたのかも。

    21歳で、実家に戻ることになった。約束では25歳までは芸能界に挑戦していいって話だったんだけど、母が倒れたからしょうがない。 

    実家は、老舗温泉旅館でさ。だから、歌には不自由しない生活だったんだ。小さい頃から業務用カラオケ常備の環境。 

    ファミコンとかディスクシステムとかスーファミとかねだっても買ってもらえなかったから、ふるくっさいカセット式のカラオケ機がおもちゃ。 

    そういうドーピングかかってても、やれたのは、地方局の提供のナレーションが二件と、ドサまわり系の劇団の隅っこでのアカペラが数件。 

    報酬を貰わないタイプのJazzセッションとかはよく誘われて、本職の方との交流もさせていただいたりしたけど…。 

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    頭良くなくて、デブなやつがいたとするでしょ。 

    そいつがもし、小学生で、大人が驚くほど歌が上手だったらどう育つと思う? 

    一つの例だけど。僕の場合、歌を拠り所にして、歌に人生賭けたいと思うほどの大人に育った。 

    高卒で、母と取引をして上京、上京に反対してる伯父を母にとめてもらって、実家の支援なしで突っ走ったよ。 

    高校時代からバイトして溜めた、三十万ぽっち握りしめてね。 

    不動産屋で実家に連絡とられると、伯父が出たら連れ戻したいなんて言われたりして。 

    それでもどうにか、事情を説明して母と連絡とってもらってさ。 

    で、実家の支援が受けられないから、どんな問題があってもいいから、安い部屋をって頼み込んで。 

    カプセルホテルで三週間くらいすごして、ようやくみつけたのが、すさまじいアパートだった。 

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    もしかして、火災事故があったと知らないでそのまま出勤してきたらこの有様で、動転してるのかと思ったらしい。 

    そして、一般市民を事故現場に入れてはならないので、Nさんは注意しました。 

    「駄目ですよ、此処は危ないから入って来ないで下さい!」 

    Nさんは歩きながら、安全な場所まで連れて行こうと青年に近寄った。 

    男性はなおも瓦礫を気にしながら近づいてきており、帽子も被っているので全く表情が認識できない。 

    「すみません、すみません。でも、困ってるんです」 

    「ええ分かりますよ、工場がこんなになってしまったんですから」 

    「すみません、僕の身体って何処にありますか?」 

    Nさんは男性の顔を見て仰天してしまった。 

    というか顔があるべきところに存在しなくて、でもあるべき高さに帽子は乗っていた。 

    まるで空気か透明人間が工場の作業着を着て、帽子を被り、靴を履いて流暢に話しかけているようだった。 

    「ずっと探してるのに、ずっと探してるのに、何処にもない。来月までに終わらせないといけないのに、何処にもないんです」 

    驚いてNさんは振り返って逃げようとしたら、後ろには真っ黒い人が2人立っていた。

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    K先輩から聞いた同僚Nさんの体験談です。

    地名は伏せますが、金属製品製造工場で、18時過ぎにアルミニウムや金属を取り扱う工程で事故が起こり、工場3棟で火災と爆発を招いたものだったそうです。 

    工場に設置してある火災報知電話によって通報され、消防隊と救急隊の到着時には、もう工場棟は殆ど原型を留めておらず、木造の柱、梁が露出していたそうです。 

    「化学物質が貯蔵された工場では、無闇に放水出来ないのは知ってるか?」 

    詳しくは理解してはいなかったが、取りあえずTVや映画で白い泡のようなものを撒き散らしているシーンを見た事があったのを思い出しました。 

    それくらいの知識程度しか持ってなかったので、頷くだけにしておいたが。 

    「そういう場合、飛び火した民家の消火から始める場合がある。 
     その間に危険物取り扱い施設の関係者から状況を確認し、消火方法を変える」 

    間違った消火活動をして更に大爆発なんて事になったら恐ろしいのですが、幸いこの火災では起こらなかったようでした。 

    「で、そこからどう怖い話に結びつくんですか?」 

    「お前、これだけの火災被害なのに、死傷者が居ないとでも思ってんのか?」 

    火災による小爆発の影響で近隣住民に数名軽傷、工場の従業員重度の火傷が数名、死者3名だったそうです。 

    私は内心『少ない、原形を留めない程の火災なのに、もっと沢山死んでも・・・』と思いました。
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    そして五歳児、つまり年長組になったころから、
    ようやく友だちの輪にも入れるようになり、毎日だんだんと笑顔が増えていった。 
    そんなおり、ある週末にお祖母ちゃんにつれられて、
    買い物に行こうとしていた時、歩道に乗り上げてきたダンプカーに二人とも跳ねられてしまった。 
    居眠り運転だった。お祖母ちゃんの方は助かったが、
    ちかちゃんは内臓を深く傷つけていて、治療の甲斐なく亡くなってしまった。 
    当時担任だったという先輩の保育士からそのことを聞いて、とても胸が痛んだことを覚えている。 
    由衣先生は緊張して、

    『ちかちゃんのお父さんですか』

    と言った。男性は静かに目礼して、懐からぬいぐるみを
    取り出した。 
    小さなクマのぬぐるみだった。

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    立ち去った時の足跡もないのなら、その後で雨によって消されたということになる。
    しかし魔方陣は消えていない。 

    「やっぱりおかしいですね」 

    雨が止んだ後で魔方陣を描いたのなら、そのイタズラをした誰かは
    どうやって足跡を残さずにその場を去ったというのか。 
    写真を見る限り、魔方陣は園庭の中ほどにあり、園舎からもフェンスからも花壇からも、そして門からもかなり離れている。 
    一番近いフェンス側でも恐らく十メートルはある。とても一飛びに飛べるような距離ではない。 

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    土曜日の昼ひなか、僕は繁華街の一角にある公衆電話ボックスの扉を開け、中に入った。 

    中折れ式のドアが閉まる時の、皮膚で感じる気圧の変化。
    それと同時に雑踏のざわざわとした喧騒がふいに遮断され、強制的にどこか孤独な気分にさせられる。 

    一人でいることの、そこはかとない不安。 

    まして、今自分が密かな心霊スポットと噂される電話ボックスにいるのだという意識がそのなんとも言えない不安を増幅させる。 
    夜の暗闇の中の方がもちろん怖いだろうが、この昼間の密閉空間も十分に気持ち悪い。僕は与えられた使命を果たすべく、緑色の公衆電話の脇に据え付けてあるメモ帳に目をやる。 

    メモ帳は肩の部分に穴があけられていて、そこに通した紐で公衆電話の下部にある金具に結び付けられている。

    紐を解き、メモ帳を手に取る。何枚か破った跡もあるが、捲ってみると各頁にはびっしりと落書きがされていた。
    僕は頷いて、財布を取り出すとテレホンカードを電話機に
    挿し込む。 

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    実は昨日、女性二人だけで心霊スポットに行ってきたんだけど、そのときの話。 

    私は霊感が並だけど、友人Mは霊感が強い女性。二人ともオカルト好き。 

    三日前、Mに、岡山にある心霊スポットに行こうと誘われて、私も最初は渋っていたが、興味はあったので行くことにした。 

    場所も事前に調べ、吟味した結果、倉敷市の鷲○山スカイラインと、おまけで由○山のお札の家近辺まで行くことになった。 


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