TSU863_kirinosaki_TP_V

消防の時、田舎に帰ると毎日山へ行って釣りやってた 。

山道の入り口にある家からそこまで山道を40分歩いて行くんだよ 。

ある日そこで父が川で滑って片手が傷だらけの血まみれ 
帰るかっていうからまぁ待ってるわって言って父だけ歩いて医者へ 。

そこでどれぐらい待ったか、「こっちこっち」って声が聞こえた

どうも木の上から聞えて来るんだが何もいない 。

怖くなってもうマジンガーZやらウルトラマンやら歌うたって待ち続けたら 、

父が帰って来て、「よく待てたなぁ」って誉めてくれたから 。

ついでに木の上に何かいるみたいって、何となく言ったんだよ 。

父は?、何もおらんが、と言いながら木を蹴ったらクワガタがワンサカ落ちてきた。

もっと山の奥に行かないといないって言われてたんだが、それ以来 
ミヤマクワガタやコクワが良く取れる様になった 。

山でおりこうに待ってたご褒美かなと 今では仏壇にいる父との良い思い出だ。