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明け方のこと
栗鼠になった私は
樹上で何かの実を食べていた、酷く苦いが仕方が無いようだ
すると突然、辺りの空気をビリビリと震わせながら

ひとぉおつうぅ!


夢の中で誰かが大音声で数を数え始めた、そして太鼓の様な音

ドォーオンッ!!!!!!
寝ぼけていたのだろう
余りの音に屋根瓦が落ちるなどと思い
飛び起きてそのまま走って庭に出てしまった
まだ星が瞬いている空の東端がほんのり明るくなってきたなか
健康サンダルを履いて屋根を見上げていると
背後から

ずいぶん早起きだねぇ

と母親の声
飛び上がるほど驚いて後ろを見ると誰もいない
確か母親は弟の下宿先に遅ればせながら挨拶に行くとかで東京に居るはずだ
また狐か、と思いながら部屋に戻り
なにげなく携帯を見るとメールの着信があった事を知らせるダイオードが点滅している、弟からのメールを開いてみると

ハハモウチョウ

と一言表示してある

昔の電報じゃないんだから...orz