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俺の実家は山口で、目の前には割と大きな山がそびえたっているような所なんだけど
その山を当時小学生だった俺は毎日遊び場にしてた。

バッタを追いかけたり、秘密基地を作ったりね。エアガンぶっぱなしたりもしてた。
ある日(季節は秋だったかな)もっと遠い所まで探検しにいこうという話になって
どこをどう歩いたか覚えてないけど藁のような木がたくさんある場所に出た。
そこに童話に出てくるような藁葺きの小屋があった。
今よく思い出してみると枝で組み立てられてて、大人が3~4人入れそうなくらいの大きさだったかな。
小屋の周りにはカンや本とかが散らばっていた。生活感があった。

当時から臆病だった俺は中を見る勇気などなかったんだが、
友人が中をまじまじと覗いていた。友人は「なんか髪の長い大人がいるよ」とか言ってた。
好奇心に負けて中をちらり…と覗いてみると、横になったまま顔だけをこっちに向けて目をギョロギョロさせたオッサンがいた…
俺はたまげて急いで逃げ出そうと思い、振り返ると老婆がいた。髪が真っ白で髪がライオンのような。

さらに驚いた俺は奇声を発し、老婆を威嚇した。けど、老婆は臆する事なく俺に近づいてきた。
俺と友人は泣きながら走った。当時小学校のリレーの選手に選ばれるくらい
足が速かった俺は友人を置いて走った。友人はスポーツがぜんぜん駄目なやつで
「○○、まだ追っかけてくる!!」なんて泣きながら言ってた。
そんなこんなで俺と友人は家に帰れたんだが、後日担任に話したら
「そりゃ山姥だな。」といわれた。