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趣味で単独行をやっていた。
1人の気楽さから強行軍で登ることが多くて山小屋にも泊まったことがなかった。

とは言え一泊せにゃ登頂不可能な山があって初めて山小屋で世話になった。
しかし人ごみの苦手な俺はタコ部屋寸前の人口密度がストレスで、夜間強行を決意。

数百メートル歩いて急に「これっていわゆる異界送りの道じゃね? 変な何かが周りにいる」と感じた。

速攻で小屋に戻った。変な気配だけが追って来るのを感じてた。小屋に入って数分で、その気配は俺を見失い遠ざかっていくのを感じた。
恐怖&パニックで今すぐ下山するかと考えたが「絶対にあの変なのに見つかるし、そうなったら麓に辿り着けねえ、死ぬ」と直感した。

そのまま朝になった。頂上へ行く気力は無く、夜中に歩いたはずの道だけ見て降りようと思った。歩いたはずの何百メートルかは全部空中だった。

なんか書いてみるとありがちっつーか大したことないな。まあ夜の山はじっとしてるに限る